。その世界に携わっていると,面白いことや良いことばかりじゃないはず。絶対に。でも,ゲイムではその世知辛さを必要以上には表現してはいけない。っていうか,表現しても面白くならない。  エンターテイメントが娯楽である以上,面白くならないものを表現として残すことはなるべく避けなきゃいけないからね。そこに意味がある場合を除いて。だから,自分に合う合わないはあるとはいえ,世の中のエンターテイメントが基本的に面白いのは,そういう理由があるんだと思う。だって面白くないものを,最初から省いてるんだもん。  話を戻しましょうか。G1グランプリが,なぜ配合をカードにしたかという点について,私の勝手な妄想だと,作り手は「競馬ゲイムにおいて配合が一番面白い」と判断したんじゃないかと思うの。つまり,ショーアップすべきはここだ,と。私流に言えば,嘘をつくのはここだ,と。  だから,種牡馬と繁殖牝馬をカードにしてマンネリ化を防いだ。つまりこれは,シミュレーションゲイムがよく陥る「作業化」に対する対策なんでしょうね。おかげさまで,毎年緊張感のある配合を楽しめておりますよ。まあ,実際のところ私って,馬の血統とかまったく分からないし,むしろ馬並という言葉についつい反応しちゃうタイプなんだけども。  でも,カードで配合を表現している分,結果的にライトな感覚で種付けできるのがいいわ。面白いわよ。3DS初の本格競馬シミュレーションゲイムとしては,しっかり楽しめる内容だと思う,ro rmt。あとは,待てるかどうか。  内容はとても面白い。競馬ゲイムが好きな人はプレイしておいたほうが良いと思う。化ける可能性あるわよ,このシリーズは。ただ,残念ながら,万人にはオススメしづらい。なぜなら,レースシーンが飛ばせないから,FF14 RMT。  これは,競馬シミュレーションゲイムの抱える一つの課題だと私は思ってる。だから私は,レースシーンをスキップできる「ウイニングポスト」シリーズが好きなのね。ウイニングポストシリーズでも,レースの処理にはちと時間がかかるけど。  サクサク進めてどんどん配合したい,でもレースを見なきゃいけない。そういうプレイをした場合の面白味やバランスを含め,この部分さえクリアすれば競馬ゲイムってもう少し世に普及するんじゃないのかなーって,スーパーファミコンのウイニングポストから競馬に興味を持った私は思う次第であります。いや,面白いんですよ競馬の世界って。  で,冒頭で述べた「カードこそがゲイム」なんだけど,これはG1グランプリがゲイムらしさを出すために,種付けにカードという演出を採用したんだろうなーと思ったことから,発展させて考えてみたことね
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