まずは簡単なこれまでの妊娠履歴から。


5/24(金)妊娠検査薬陽性反応

6/1(土)病院にて5週5日の妊娠確認

6/6(木)子宮から約20ml出血

6/8(土)通院して心拍確認

6/10(月)〜12(水)再び出血…前回の3倍位


こんな流れで、6/15(土)の婦人科通院最終日に向かった。


通常であれば前回から何もなければ安心して通院し、無事婦人科を卒業して、晴れて産科へ行く流れだったが、再び大量出血したことで流産の可能性も否定できなかった。


2人の中では、人工受精もやってダメで、体外受精で採卵→精子ふりかけ→グレード1の初期胚凍結までやって、結局は移植せずに自然妊娠まできたことが奇跡で、もし流産したとしてもそれはそれで仕方がないと踏ん切りをつけていた。


でもなぜか自分は神様の奇跡を信じてて、宇美八幡宮の子宝のお札と、博多どんたくの松ばやしでいただいた金の稲穂が今回の妊娠を後押しとした実感があったこともあり、安心はしていた。


うちの母親は、亡くなった父親の生まれ変わりというw


奇跡でここまできて、それで流産するようならそれも運命としか言いようがないと思っていた。



そして病院に行き呼ばれるのを待った。


待っている時に、自分がやったように、精子を出す部屋に入っていく旦那さんを見かけた。


一体どれくらいで戻ってくるのか見ていたら30分くらいだった…。


自分は3分…勝ったv


そんなどうでもいいことを考えながら2時間後、ようやく呼ばれた。


おそらく順番を忘れられていることに気付いたw


いつものように妻が診察で先に入り、外で待っていると、看護師さんから中に呼ばれた。


また妻が診察台で足を広げ、その目の前にはモニターがあり、下半身はカーテンの向こう側にあって先生と看護師さんが診察していた。


自分が入った時には赤ちゃんの採寸をしていた。


黙っていたから、自分が『生きてるんですか?』と聞くと先生は『はい、生きてますよ』と返答してくれた(≧∀≦)


よかったー!


2度目の大量出血で流産も覚悟していて、大丈夫と信じていたけど、やっぱり不安はあったが本当によかった(^^)


採寸は9.9mmとのこと。


ちっちぇ(^皿^)


先生は『ただ、問題があります』とΣ(-᷅_-᷄๑)


胎嚢の映像を映しながら、『胎嚢の横に大きな影があります。これが血の塊です。』って。


胎嚢の倍くらいの大きさはあるかと思われる影だった。


妻は『これが絨毛…』と言うと、先生は『そうです。結構大きいです。』と(*_*)


先生は続けて『ただ、胎盤とは違う場所にあって、胎盤はこの辺です。』と言い映像で示してくれ、雰囲気で言えば120°違う角度を指していた。


さらに先生は『血の塊なので今後子宮が取り込んでくれて小さくなってくれればいいけど、このまま大きくなると流産になります。』って(T-T)


だいたいは想像していた通り、絨毛膜下血腫(じゅうもうまっかけっしゅ)と言って、簡単に言うと血の水膨れのようなもので、これが大きくなると赤ちゃんの居場所を狭くし切迫流産になるという。


経過観察ではあるものの、先生は心配な大きさではあるとおっしゃっていて、早めに次の産科を受診するよう促してくれた。


そして先生は妻とどこの病院に決めたか聞いてきて、妻は先生に病院名を何個か答えながら先生にアドバイスを求め、最終的に1つの病院に決めた。


先生も『そこはNがあるし、なんでも対応できるからいいと思います。』と。


自分には病院名も知らないし、Nもわからないが、妻が決めたことなのでまぁいっかと思っていた(^^)


あとで調べたらNはNICUと言って新生児のICU(集中治療室)だった。


こういうのってどこにでもないんだねぇ、勉強になった。


というか、先生は妻の下半身にカメラを突っ込んで普通の会話をしている風景も不思議ではあったw


ここからが驚いた!


カメラから心電図のようなものが出てきたと思ったら音も同時に流れ、『ドクッ、ドクッ、ドクッ』って流れてきた。


先生は『これが心音です』って言って聞かせてくれた(≧∀≦)


嬉しかったー(^^)


大量出血にも関わらず生きていたーv


世の中の旦那さんはこの音を聞いて感動したんだね(^^)


自分もじんわりした。


たった9.9mmに心音があると思うと愛おしいよね(≧∀≦)


そして診察が終わり、自分は先生のテーブルへ移動した。


また先に先生が来られ話してくれたのは、絨毛膜下血腫のこと。


『血液だから当然体に戻って小さくなるが、これが大きくならなければ…』と。


妻も来て話を聞き、最後に写真をいただいた(^^)



これとは別に、5週5日目、6週5日目、7週5日目の3枚の写真を、『ご妊娠おめでとうございます。赤ちゃんが健やかに成長し、そして元気に生まれてきますように…』と一言がそえてある台紙に貼ったものを渡してくれた。


先生は『はい、卒業証書です。おめでとうございます。』と言ってくれた(^^)


よくよく考えると、果たしてこの病院でこの卒業証書を受け取る人は何人いるんだろうかと考えた。


タイミング法→人工受精→体外受精をすると言っても、100%成功するわけではない。


しかも、回数をこなせばできるわけでもなく、お金を支払ってもできないものはできないという現実を突きつけられ、ある一定のところにきたら子供を諦めざるを得ないという選択肢しか残らなくなってしまう。


そういえば、いつだったか、病院に2人で行った時、20代中盤くらいの奥さんがトイレから出てきて、旦那さんのところに向かっていきながら泣いていたことを見かけたことがあった。


体外受精をしたか何かの検査をした結果、子供ができなかったという現実を突き付けられて泣いていたんだと思う。


実際の話、不妊治療の世界ではこれが現実だと思う。


体外受精で強制的に顕微受精で無理矢理初期胚を作ったとしても、それが必ずうまく成長するわけではないし、仮にグレード1で移植しても必ず妊娠するわけではなく、個人差はあるがある一定の確率でしか妊娠しないようになっている。


うちはたまたま体外受精のふりかけ法でグレード1の凍結した初期胚を移植する直前で自然妊娠という結果に終わっただけで、たぶんこの初期胚を移植しても望みは低かっただろうと思う。


子供を宿すいうのは本当に尊く、運の要素など見えない要素もたくさんあることがわかった。


ここからは神様の話

輪廻転生、生まれては死に、死んでは生まれ変わるという法則

母親は、妻の中に宿る赤ちゃんを父親の生まれ変わりだと言う。

そういうことって誰も経験していないからわからない世界なのに、なぜか人間の本能的な部分でそう言われると、そんなこともあるかなと思える部分がある。

たまたまか、うちの父親が5/31の0時前に息を引き取り、6/1 0:05に先生からご臨終が告げられた。

そして妻は6/1の午後に通院して初めて妊娠が形になった。



こんなことって不思議なことだけど、輪廻転生という考え方からすればあり得ることだ。


そして生まれてくる子供からお母さんとして選ばれるかどうかという目に見えない世界の話


うちの妻が無数の生まれてこようとする赤ちゃんの魂から選ばれたということ。


胎内記憶という言葉を知ってる?


しゃべれるようになった2〜3歳児から昔の話を聞くと、お母さんのお腹の中にいたころの話や、その前の話をしてくれるというもの。


その中で、生まれてくる魂はお母さんを選んで生まれてきているという。


お母さんを選んだ理由としては、お母さんが寂しそうだったとか、お母さんを助けるためとか、このお母さんと一緒なら楽しそうだから、という理由が挙げられている。


ということは、生まれてくる子供はお母さんの人生の全てを見て生まれてくる決意を固めて、ピンポイントでそのお母さんから生まれるべくして生まれてきているということになる。


その記憶って2〜3歳くらいを境に忘れていく記憶で、成長するにつれて忘れ、本能の中に埋もれていく記憶とも思える。


このような見えない世界があって、1人の赤ちゃんが生まれてくるという見解もあながち間違ってはいないと思う。



こんなことを考えていたら2時間くらい経っていたw


まぁでも妻が妊娠してよかったし、この先流産という危険性と背中合わせで成長を見守り続けなければならないけど、自分はこれからもサポートしようと思う(^^)


次回は今週末のどこかかな?


平日しか病院がやってないって言ってた気がする。


仕事もないし休んで一緒に行こうかなw


暇な窓際サラリーマンでよかった(^皿^)