アイアンメイデンと私 | 法輪堂店主のブログ

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普段の仕事では御仏を感じる空間づくりのお手伝いや御仏と人との縁結びに励んでいる法輪堂店主が思うままつづるブログです。

・アイアンメイデンと私

今日は、かなりマニアックで長い話です。(^_^;)

逆にコアなファン方には、全然物足りないかもしれません。

本当に言いたいことは最後のあたりの
出木杉くんあたりに書いておりますので
バンドの変遷などに興味がない方は、ざーっと飛ばしていただいて
そこだけでもお読みになっていたければ幸いです。^_^


アイアンメイデンとは、
1970年代後半に起こったムーブメント
NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)
の中心的存在として現在でも現役で活動している
イギリスのHM(ヘヴィメタル)バンドです。

NWOBHMとは
http://ja.wikipedia.org/wiki/NWOBHM

というのも、HMを聴くきっかけとなったのがこのバンドでした。
私が今でもメタルを聴く原点といってもよいバンドなんです。

ボーカルは、当初ポールディアノからブルース・ディッキンソン
そしてブレイズ・ベイリー
でまた、ブルース・ディッキンソンという具合に変遷しているのですが、
個人的にはブルース・ディッキンソンのボーカルがしっくりきます。
P・ディアノは少しパンキッシュな雰囲気を醸し出しており、
それはそれで悪くなかったんですが、
バンド在籍期間も一番長いのB・ディッキンソンが一番好きですね。


特筆すべきはリーダーのスティブ・ハリスのベースです。

スティーブハリス
© 2013 ForWallpaper.com

HMには珍しい指弾きで、ベースの音がでかい、
ステージではギターよりも目立ちます。
早いフレーズをギターとユニゾンで弾きまくるあたり
かなりインパクトがあります。
ステージングもベース弾きながら走りまくって、
マシンガンを撃つような格好で攻撃的に演奏するスタイルは、
実にカッコイイ。ベースは地味というのがくつがえされますよ。

メイデンの曲のもう一つの特徴として
ギターの美しいツインリードです。ツインギターのハモリが胸を突きます。

荘厳な美しい旋律、起伏のあるプログレッシブな展開、
かつ
攻撃的なフレーズと歴史や哲学的な深さを感じる歌詞世界観
そういったものとHMの重さや速さというダイナミズムが合わさった
音楽なんです!


で、おすすめの曲なんですが、
アイアンメイデンといえばHMの名盤ともいわれる

Powerslave(パワースレイブ)

パワースレイブ
© 2013 ForWallpaper.com

のトップナンバーの


撃墜王の孤独 -Aces High

が、アイアンメイデンの代表曲といってもいいスピード感ある曲です。

次に現在、私のヘビィローテーションとなっている曲

6thアルバムのSomewhere In Timeの5曲目
長距離ランナーの孤独 - The Loneliness of the Long Distance Runner
ドラマティックっで起伏の激しい展開の曲です!
6分半の中々の大作ですね。ホントよく聞いています。

メイデン史上一番の名曲とも言われている
3thアルバム『魔力の刻印』(The Number Of The Beast)の最後を飾る曲

最後の審判 - Hallowed Be Thy Name
こちらも7分超えの大作です。

抒情性が高く物語を感じさせる素晴らしい名曲です。

一曲が10分を超える長尺の曲も多く、中々ラジオではかけてもらえない曲も
多いのですが、またそんな曲も魅力たっぷりなんです。

バンドの歴史が長いんで他にもたくさん名曲がありますが
曲の紹介は、今日はこのへんにしときます...。


まだ、終わりませんよ!^_^

このバンドが長く生き残ってきた理由として
音楽性以外にも熱意と行動力、マーケティングのうまさがあるんです。


リーダーのスティーブもあらゆる面からクールで
バンドが世に出た手法が戦略的でした。
バンド発足時は、世の中はパンクやテクノポップが主流で
HMなんかは古くてダサい音楽という扱いでした。
ですので、ラジオやTVなんかは当然取り上げる事がありません。
そこで、その当時立場は違うが思いを同じくし、
その音楽性に感銘を受けたメタルフリークのDJニールケイに
デモを渡し放送でじゃんじゃんかけまくってもらいます。
その後、イギリスの主要なライブハウスでのゲリラライブ
しまくっていきます。

その結果、デモテープしか出来上がってない状態で曲が
メジャー音楽誌のTOP1に輝いたり、自主制作シングルが
たった一週間で約5000枚のセールスを記録する等、
普通では考えられない展開になり、

大手レコード会社英国EMIと契約を結ぶこととなり
瞬く間に世界へ飛び出していきました。

また、バンドのマスコットキャラともいえるエディはデビュー当時から一貫して変わらず、その存在がイコール=アイアンメイデンと言えるものになっています。

イメージ戦略も凄いんです!

エディ
© 2013 ForWallpaper.com

ミイラになったエディ

見ての通り、ゾンビなんですが、このエディがバンドの新アルバムのコンセプトごとに様々多種多様に変化するんです。時には未来の殺し屋に、時には戦闘機に乗った撃墜王に、または、ピラミッドになっていたり、宇宙へ向かったりしたこともあります...。その一貫したビジュアルと飽きさせない変化がこのバンドのイメージを新鮮かつ一度見たら忘れないインパクトを放っているのです。ちなみに同じイギリス人アーティストがずっとデザインし続けています。
バンドが世界ツアーで移動するときに使用している旅客機にペイントされている


© 2013 ForWallpaper.com


エディとバンドのロゴ。徹底してますね。カッコイイです。
操縦士は、なんと、バンドのボーカリスト、ブルースディッキンソンなんです。

ブルースディッキンソン
© 2013 ForWallpaper.com

また、ブルースは実業家でもあり、

アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンが投資した世界最長の飛行船、完成


アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン「退屈するより動き回っているほうがいい」
http://www.barks.jp/news/?id=1000095369

英ロックバンド「アイアン・メイデン」のボーカル、航空機事業に乗り出す


何もかも並みいるバンドとは違います。

その他、違法ダウンロードに苦慮しているミュージシャンは現在多いと思いますが、このバンドのアプローチは、非常にクールな方法で対応しました。

まず、コンサルに依頼して、最近、世界中で一番多く違法ダウンロードが行われている国を様々なデーターを元に分析をして割り出しました。その結果、中南米からのトラフィックが非常に多かったことが判明。そして、その背景、例えばどんなコミュニティであるとかどんなSNSで情報交換が行われているかを更に分析をしたそうです。大体の動きをつかんだ上、バンドがとった行動は、

違法ダウンロードが多かった
その国々で重点的にライブを行うということでした。


英ロックバンドのアイアン・メイデン、
ビッグデータを活用したユニークな手法で違法ダウンロードに対処

http://jaykogami.com/2013/12/5346.html

まあ、この方法に対して考え方は色々あるとは思いますが、

確かにユニークでクールな方法です。

アイアンメイデンはこの方法で、中南米から新たに約500万人以上のファンを獲得し、ライブはソールドアウト、結果的にCDやグッズ収入を合わせて莫大な利益を生み出すことができたといいます...。


なんか、メタル界の出木杉くんなんですが

メイデンメンバー
© 2013 ForWallpaper.com

こんな、出木杉君であるアイアンメイデンが好きなんです。

いつも、曲を聴いて、現在のバンドの状況なんかを知るたびに
(特にブルースの事業とバンドの両立の話なんかを知ると)
ああ、メイデン頑張っているから自分もがんばろっ!

まだまだやれるぞって、前へ進める気がするのです。

今回、だらだらとない文章にもかかわらず
ホント、ここまで読んでいただいた方々に感謝いた
します。
ありがとうございました。

中々、巷にアイアンメイデンのファンのみならず知っている人は、いませんので
語り合うことができないストレスから(ずいぶん大げさですが)
ちょっとここで吐き出させて頂きました。

あっ、それとメイデンを教えてくれた友人Fくんありがとう!

最後に、

調べていったら有名人でアイアンメイデンを愛している人が結構いるんだということがわかり、うれしくなったので、掲載させて頂きます。
この人たちとは、もし、どこかでお会いしても
メイデンの話題だけでコミュニケーションがとれそうですね!


最後の谷原さんは、メイデンのファンではないものの、もっとコアなスラッシュメタルのファンということで掲載しました。(私もそこらへんも大好きですので!)ドラマなどのクールなイメージの彼から【エクソダス】とか【フォビドゥン】の名前が出てくるなんて...。
きっとお友達になれそうです!



以下、お名前の敬称は除く。


(木村拓哉)

ラジオ番組にて

「アイアンメイデンっていうバンド知ってますか?みなさん。
イギリスのバンドなんですけど。
オープニングはアイアンメイデンでいきたいと思います」

(注釈:そしてアイアンメイデンのフライト・オブ・イカロスが流れる)
(Notation: and he has broadcast the song: Iron Maiden - Flight of Icarus)

「最高だと思いませんか?この人が、今そのアイアンメイデンっていうバンドと、
飛行機のパイロットという、2足のわらじを履いた方なんですけども。
自家用じゃないですからね、飛行機つっても。
旅客機だよ、旅客機。ボーイング737っていうね!」


(西川貴教)

ラジオやライブで好きだとおっしゃってます


(レディ・ガガ)

ガガは2011年のインタビューで、アイアン・メイデンのライブが人生を変えたとコメントしている。「初めてアイアン・メイデンのライブを観た時に、私はこうなりたいと思える瞬間があったの」と告白している。


(キャメロン・ディアス)

10代の頃からロックファンだというキャメロンは、「かなりのヘッドバンガーだったの。アイアン・メイデン、オジー、AC/DCまで何でも聴いたわ」とコメントしている


そして


(谷原章介) 

ヘヴィメタ少年といいますか、スラッシャーだったんですよね。 僕はスラッシュメタルが大好きだったので、LAメタルとか、そういうのではなく、まあ、どっちかというと僕はベイエリア・クランチ系と言われているエクソダスだったり、フォビドゥンとか、メタリカだったりとか。