今日はね、もうホント、

完全に自分の趣味の話しかしません。

(いつもは何かに繋げようと努力しています)

 

 

なんかね、「プロ」ってこういう人を言うんだなぁって。

 

と言いながら。

 

あなたにとって、「プロ」とはなんですか??

 

うーんこれに即答できる人って素晴らしいです。

 

 

 

先日の金曜に、

とあるプロレスラーが引退したんですね。

この人が数度のキャラチェンジを経て、

10年悪役レスラーとして活動して、

引退をした。

 

 

 

もうね、

「どんな引退試合になるんだ?!」

「きっと昔の良心を取り戻すんだ」

「いや今のまま悪役として終わった方が!」

 

とにかくプロレスファンから、

いろんな、ホントいろんな予想がたくさん出るくらいだったんです。

 

 

 

これって、近年稀れに見る談義なんですよ。

こうしたあぁだこうだをファン同士で話すのが、

プロレスの醍醐味でもあるのです^_^

 

 

 

キャラ第1期。

彼は選手会長を務めたくらいに、

真面目で人柄もよく、技術が素晴らしい。

 

 

若くしてサンボという格闘技修行に出され、

サンボの間接技、

美しい裏投げ、

そしてオリジナルの「ブリザード・スープレックス」

 

 

キャラ第2期。

その後は、外敵として

乗り込んできたレスラーを

迎撃する立場として、

魔性のスリーパーで

敵を葬ってきた。

 

 

まさしく、仕事人。

しかし寡黙で口下手なため損をしていた。

 

 

レスラーという個性的な仕事は

アピールして、

お客さんの支持を得て、

そして会社にチャンスを貰い、

のしあがっていくもの。

 

 

だから彼はマイクアピールのうまい

同僚の影に隠れ、目だたなかった。

 

トップのIWGPヘビーに挑戦したのは

たった1回のみ。

 

 

 

 

そしてキャラ変第3期。

それがこの風貌、ヒール。

今までと180度変わって、

そして10年以上狂人に変身して、

 

 

 

ファンに惜しまれて引退する。

これがプロレスの懐の深さたる由縁。

 

 

狂乱のヒールは、

口下手さを不要として

ファンに認知されるひとつの答えだった。

 

 

そしてこのキャラを10年以上続けたんです。

 

技も出さない、暴れ回るだけなのに

この鍛え上げられた肉体。53歳です。

 

 

通常プロレスの引退試合となると、

本人がファンに挨拶をして10カウントゴングを鳴らし、

リングアナがコールして

テーマ曲が流れ花道を退場する…

 

 

しかし彼はヒールとしてプロを全う。

前代未聞の引退式。

 

 

 

「本当に引退するのか、お前の口からハッキリ言え」

という仲間の呼びかけを無視して、

客席を暴れ回ってそのまま退場。

 

 

そのまま10カウントゴングが

本人不在で鳴らされ、

挨拶も惜別のエールも受けず、

狂乱のヒールのまま引退した。

 

 

 


最後誰も居なくなったリングに観客が

大「飯塚」コールをなんと、

5分以上送り続けたのが感動的ですらあった。

 


もしかしたら帰ってくるかも?
いや、帰ってきてほしくない!


そんな胸中のままコールを送る、
プロレスファンは最高だわ!

 

そしてその場所が聖地後楽園ホール。

 

 

 

 

こうした昭和のプロレスは、
もう終わって行くんだな…

 

あ、そうそう、
最後に「プロとは」リストを載せておきます。


飯塚選手、まさしくこの通りのお姿だったと思いました。


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これは自分がこれまで習ったプロの条件。

  • 明確なビジョンと目標設定がある
  • 常に本氣でコミットメントしている
  • 時間を有効に使う
  • 出来る方法を常に考える
  • 他人の幸せを願い役立つ
  • 人と分かち合う
  • 全ては自分が創っていると自覚している
  • 凡事徹底の行動力

 

 

ここからは著名人や経営者の談

(致知出版社サイト引用)

 

 

 

私はプロとは軸がブレない人、
自分の信じた目指すべきものを
ぶらさずに、徹底的にこだわって、
それを実現に向かって努力する人間だと思っています。

輿水精一(サントリーブレンダー室チーフブレンダー)

 

 

 

 

アマチュアの将棋界ではプロ並みに
攻めの強い人がいる。だが、守りが弱い。
窮地に立たされた時、的確な手を打てるのがプロ。

米長邦雄(日本将棋連盟会長)

 

 

 


絶対的に必要なことは、
自分の信念というか、自分の考えを
どんな状況でもはっきり述べられること。
2つ目は嫌なことから逃げないこと。
3つ目は健康、これはもう絶対です。

永守重信(日本電産社長)

 

 

 

 

職人とは即ち「プロフェッショナル」を
さすのだと僕は思うんです。
職人というのは、
一つの仕事を自分でちゃんと完結させられる人。
仕事をする人は須らく職人であるべき、
というのが僕の考え方なんです。

秋元久雄(平成建設社長)

 

 

 


プロというのは、寝ても覚めても
仕事のことを考えている。
生活すべてが仕事。
そこがアマチュアとの絶対差だ。

相田みつを(書家)

 

 

 


基本的にプロというのは、
ミスをしてはいけないんですよ。
プロは自分のことを、
人間だなんて思っちゃいけないんです。
百回やっても、千回やっても
絶対俺はちゃんとできる、
という強い気持ちを持って臨んで、
初めてプロと言えるんです。

王貞治(福岡ソフトバンクホークス球団会長)

 

 

 

 

素質を持たない努力だけの人では駄目です。
本来、その才能を持った人が競い、
磨き上げていくのが、プロの世界なんですよ。
磨き上げるには、もう勉強しかありませんね。
歌の勉強だけじゃなくてね。
ただ、苦労をするにしても上手な苦労、
下手な苦労ってのがありましてね、
みじめな気持ちを持ったり、
へんに勝ち気だったり、弱気というのは駄目です。

明るく、希望を持ってね、学ぶ。
素直がいいというのは、そういうことなんですね。

淡谷のり子(歌手)

 

 

 

 

いかに真剣に仕事に取り組むかで勝負が決まるし、
その真剣にとりくむ姿勢を
どれだけ持続したかっていう、
そこがプロとアマの違いでしょうね

藤沢秀行(囲碁名誉棋聖)