諸君、ご壮健かな。
さて 色々政治的な議論があったものの、始まればやはり心を動かされる。
北京オリンピック。
昨日は男子モーグル決勝が行われた。その結果は。
堀島行真、銅メダル。
金メダルも狙える、と言われた彼の銅。しかしこの3位という結果は、素晴らしきものであった。
決勝、1回目のジャンプのあと、バランス大きくを崩し減点確実。普通ならここで心が折れて、その後は諦めの滑りでもおかしくないはず。
しかし彼は違った。
懸命に滑り、最後のジャンプは不死鳥のごとき素晴らしき舞。そして掴んだ銅メダル。
感動した。すごい、と思った。
思えば。
シャア・アズナブル。
カリスマ指導者のもとに生まれたものの、父も母も幼き日に失い、ザビ家に命を狙われる。
そしてアムロ・レイとの戦いの後、目的を見失いさ迷うこととなる。
堀島行真の素晴らしきメダル獲得を見、苦難を超えても挫けぬ心。そこに人は心を打たれるのだ、そう思った25秒間であった。