哀・戦士 (劇場版「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」テーマソング) | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。



機動戦士ガンダム II 哀・戦士編。
 



このテーマソングとして。

名曲がつくられた。


哀・戦士。


映画のタイトルと同じな事でわかるように。

機動戦士ガンダムを象徴するような曲だ。



同時期に人気を博したアニメがある。

それはご存じ。




宇宙戦艦ヤマト。
 


この中で戦士たちは。

こう呼ばれる。


愛の戦士たち。



同じく宇宙での戦いを描きながら。

似て非なる形容をされる戦士たち。


哀と愛。


宇宙戦艦ヤマトが語る戦士たちの物語は。

その死自体に価値を与える。


地球の危機を救うという、高尚な目的がある彼らは。

その役にたつ死は、価値のあるもの。



対する機動戦士ガンダムが語る戦士たちの物語は。

その死自体には価値はない。


戦争はあくまでも巻き込まれただけであり。

その死はただ、普通に生きたい希望を砕くだけ。



しかし、どちらが上でも下でもない。


悲壮感ある使命に殉じ。

命を散らすこと。


生に未練を残しながら。

命を散らすこと。


その死の直前まで。

懸命に命を燃やす戦士たちの姿に。


私の心は打たれるのだ。





哀 戦士

作詞:井上大輔 作曲:井萩麟 唄:井上大輔


哀 ふるえる哀 それは別れ唄

ひろう骨も 燃えつきて

ぬれる 肌も 土にかえる


荒野をはしる 死神の列

黒くゆがんで 真赤に燃える


哀 生命の哀 血の色は 大地にすてて

新たな 時をひらくか

生き残る 哀 戦士たち


荒野をはしる 死神の列

黒くゆがんで 真赤に燃える


死にゆく男たちは 守るべき女たちに 

死にゆく女たちは 愛する男たちへ

何を賭けるのか 何を残すのか 

I pray, pray to bring near the New Day


哀 かなしみの哀 いまは 残るだけ

名を知らぬ 戦士を討ち

生きのびて 血へど吐く


疾風のごとき 死神の列

あらがう術は わが手にはない


死にゆく男たちは 守るべき女たちに 

死にゆく女たちは 愛する男たちへ※


戦う男たちは 故郷の女たちに

戦う女たちは 信じる男たちに


何を賭けるのか 何を残すのか 

I pray, pray to bring near the New Day




(参考文献:哀 戦士/井上大輔)


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