先日群馬大学医学部付属病院敷地内の刀城会館で第29回 群馬県内視鏡外科研究会が行われました。
毎年開催される、腹腔鏡手術に関する、外科、婦人科、泌尿器科等が参加する診療科横断的な研究会です。
最近は他診療科でもロボット手術の話題が増えてきましたね。
前半はドライボックス等を用いての鏡視下手術のセミナーがありました。
後半は学術集会となりましたが、
外科から3演題、泌尿器科より2演題、婦人科より5演題の一般演題の発表があり、指定演題として外科、婦人科、泌尿器科より1演題ずつの発表がありました。
今回は群馬中央病院産婦人科の伊藤理廣先生が当番世話人で、テーマは「鏡視下手術の教育と伝承」でしたので、教育的な内容が多かったですね。
特別講演は岐阜大学産婦人科教授の磯部真倫先生で、
「新潟での腹腔鏡手術教育から岐阜大学産婦人科主任教授になるまでの物語 ~教育が未来を変える~」
の演題でご講演いただきました。
診療科は違いますが、腹腔鏡手術にとどまらず、広く教育に関するこれまでのご自身の経験をお話になられており、非常に感銘を受けました。
ロボット手術が増えてきておりますが、従来の腹腔鏡手術含めて、技術を後進に伝えていくことの重要性を改めて感じました。