H&K MSG90 | MOWEL BOX

H&K MSG90

msg90

全長 1170ミリ

重量 6・4キロ

口径 7・62ミリ

弾数 5発

生産国 ドイツ


最高のクオリティを誇る、高価なPSG-1のエコノミータイプとして生産された狙撃システム。

既存のG3タイプフレームを流用し、狙撃システムに適したストック、バレル、グリップの再設計を行い、バイポッドを付加したセミプレロールドモデル。スコープは別売りで射手の好みのモデルを取り付けるようになる。

フレームの原型となったG3自体、ドイツ連邦軍では精度の良い物を改良し、狙撃システムとして使用している為、違和感なく扱える操作性と、低コスト狙撃銃の売込みを狙うが、見事にコケる。

「それなら買い換えなくても既存のG3改で済むワイ」

というのがドイツ軍の本音である。

続いて特殊部隊、警察とセールをかけるも見事に玉砕。

中途半端なスペック、汎用性はメリット以上のデメリットが生まれる、というのがその理由である。

一撃必中、ロングショット(=大博打のスラング)を常に要求される警察、特殊部隊の狙撃銃ではいかに廉価で大量配備が可能であったとしても、1インチの集弾性が1,2インチになることは決して許されない。

命中精度を求めるのなら、ボルトアクションやPSG-1を使えば済む話であり、その場合速射性は無視される。

どのスペックも水準以上だが、特徴がなく廉価な以外コレと言ったセールスポイントがなく、あえて言うなら着脱式スコープマウントを持つため、夜間用照準眼鏡を装備し、夜戦で狙撃が可能、な位のウリしかないMSG90は、90年代を代表する狙撃銃になるどころか、正真正銘の『H&Kのオニっ子』として名を残す事になる。


教訓:二兎を追うものは一兎を得ず。