金曜日にMステ
土曜日にカウンドダウンTVにて
黒い羊がTVで披露されました。

重厚なストーリー展開をするMVをどう解釈してTV版として落とし込むかを個人的にはすごく注目していました。

Mステの方は残念ながらカメラワークの
ハプニングもあり、違った意味での話題性を
含んでしまいました。
他のSNSでもアウトロ部分で残るメンバーが
増えていくのでは?という変化を期待する
声も上がっていますが、翌日に放送された
カウンドダウンTVと比較して見ると
基本的な展開の変化は
今の所無さそうだなと思いました。
(今後もフェスやライブ等で披露すると
変更があるかもしれません)

カウンドダウンTVのコメント部分で石森虹花が
気になる発言をしていたので紹介します。
「黒い羊は除け者という解釈ではなく、個性的で構わないというメッセージです。」という
ニュアンスで発言をしていました。

MV内ではどうしても平手友梨奈扮する「僕」は「除け者、厄介者」感が拭えなかったですが、
TV版ではMVとの変化点が
いくつか見られました。 
小林由依が平手友梨奈を庇い、指を差される
(黒い羊として標的になる)場面やアウトロで
小林由依と石森虹花が残る場面がありましたが、
自分が最も注目した場面は

ラストサビ部分です。
歌詞で言いますと
「自らの真実を捨て白い羊のふりをする者よ」
からの部分です。

ここではMVでは平手友梨奈が
ソロダンスを行う部分で、
その鬼気迫る表情が話題になりましたが、
TVでは小林由依が駆け寄り抱き合っています。
雑誌「BRODY」にて新宮監督が、
平手友梨奈役と小林由依役は
他のメンバーの役柄よりも
理解し合える関係性があると発言しています。

そしてこの場面、途中から引きの絵になると
他のメンバーは肩を掴み合い、その場に留まり
傍観をしていますが、その表情は冷めた表情ではなく、どこか複雑な表情に見えました。

学校や会社などだったりは所謂集団生活です。
集団生活を成り立たせる為に個性を埋没させなければならない傾向があるのかなっと思いました。

そう捉えると、個性を出した平手友梨奈を
全員で標的にし、それに異議を唱え庇った
小林由依をすぐさま標的にする動きに
納得がいきます。

個性を出せば、人と違う行動を取ってしまえば、
すぐ様晒される。標的になる。
ですが闇雲に標的を作るわけではなく、
個性を出そうとする人を見かけたら、
標的にならない様に引き留めようとする。

平手友梨奈がその場から離れる際、
他のメンバーが小林由依の肩を
掴んで止めています。
ですがそれを引き剥がし、小林は
平手の元へ歩み寄ります。
その後のダンスシーンもずっと他のメンバーは
肩を掴んだままです。

そこに個性を出す二人を羨ましく
思う様な気持ちを感じましたし、
ある種の統率性、団結性を感じました。

MVでは平手友梨奈は孤独のままですが、
TVでは孤独ではなく、他のメンバーの心が
突き動かされている様にも感じ、
MVとはまた違うテイストで非常に楽しめました。
またライブで披露されたら
また違ってくるのかな。
ツアーファイナルの黒い羊はなんとなく
凄い事になりそうな気がしてなりません。

先程チラッと紹介しましたが、
今月号のbrodyは欅坂46特集が組まれており、
内容が濃く、ファン必見な物となっていると思います。
黒い羊を撮影した新宮監督のMV解説は
全てが分かる。という内容では決して無いですが、読むとまた違った角度からMVを見れたりすると思いますので、ぜひ気になる方は
買う事をお勧めします。






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