恋人たち | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

光のある方へ

恋人たち

(2015年/日本/140分)


監督:橋口亮輔


【ストーリー】

橋梁点検の仕事をしているアツシ(篠原篤)には、愛する妻を通り魔殺人事件で亡くしたつらい過去があった。自分に関心がない夫と考え方が違う姑と生活している瞳子(成嶋瞳子)は、パートの取引先の男と親しくなったことから平凡な日常が変わっていく。エリート弁護士の四ノ宮(池田良)は友人にひそかな思いを寄せていたが、ある日、誤解が生じてしまい……。(シネマトゥデイさんより)




【かんそう】


よかったです。



とても・・



よかったです。



アツシ、瞳子、四ノ宮の3人がそれぞれの主人公ですが、もう、痛々しい・・・



でも自分も傍から見たら痛々しく見えたりするんかなぁ、と思ったり。


状況や背景は全然違うけれど彼らの事を突き放して見ることができませんでした。




趣味でお姫様が下痢ばっかりしている小説を書いている(どんなんやねーん)瞳子の話も好きでしたねぇ。


まぁ、不倫、浮気と言ってしまえばそうですが(相手役の光石研さんさいこー)、それによって瞳子がみるみる明るく、女らしくなっていくところは、とてもよかったなぁ。


なんかキラッキラしてましたね。



それにしても瞳子のファッションセンス―!!!


ちょと気になりましたわ・・・




四ノ宮の話も痛々しかったなぁ。


あの常に傲慢チキで上から目線の四ノ宮は全然好きにはなれなかったけれど。


そんな彼が友人にあんな仕打ちを受けるのを見てざまーみろぉーと思えなかったのはどこかわかるところがあったのかしら。




そしてアツシの話。


この話がたぶんメインだと思うのですが、私としても一番心に残っております。


心にぽっかり穴が開いたまま毎日を過ごすアツシに女性同僚が「母が一緒にテレビ観ようって」と誘うところもとても好きでした。



一緒にテレビ見て一緒に笑ったりするだけでも全然違うやろうなーって思うし。


ほっこりぃ~





黒田さんがアツシの部屋までお弁当を持ってきて一緒に食べながら



「腹いっぱい食べて笑ってれば人間何とかなる」



というセリフも好きでしたし、これには共感。


その通りだと思いますねぇ。




最後のワンシーンでは涙があふれてきました。






痛さと優しさを感じる作品であり、心に深く残りました。




クラッカーくうこのおまけクラッカー


・瞳子のパート仲間が姑の思い出を語っているうちに涙ぐむのですが・・・私が姑を思い出して泣くなんてことは絶対ないわ!!!と思いました。



・これまた瞳子パートの話ですが、安藤玉恵さんが出てきます。

安藤さん出てくるとついワクワクしてしまうのですが、今回も例にもれず笑わせていただきました!!


もう、怪しい美女水やら、何の準ミスかわからんところとか・・・全部イイ!!



・もう一人、チョイ役でしたが私が好きな女優さんが出ていました。

内田慈さんです。まじめな役の内田さんも好きですが、私はコメディエンヌとしての内田さんの方が好きかなー



・デキレースと名高いですが、それでも日本アカデミー賞にアツシ役の篠原篤さんが新人俳優賞の一人としてレッドカーペットを歩いていらっしゃったのを見た時は感動しました。



・アツシが務める会社の名前が「太陽」というのもいいなーと思いました。




うりぼう5つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 合格




2016.1鑑賞

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ありがとうございました音譜