戦後の日本に対するデマゴーグの嘘がアメリカで認められない理由。

慰安婦問題や南京問題の捏造を近年アメリカで、指摘し続けてくれるマイケル・ヨンやテキサス親父はありがたいけど、二人とも完全な右。民主党政権は日本の扱いが酷く中国を善意で持って思わぬ悪魔を育ててしまったのは否めない。(また日本に二つの原爆を落とさせたのも彼らだ)しかし、共和党は日本にとってはナイスだったが中近東や石油、人種問題では悪魔の様な態度を取り続けた。

特にマイケル・ヨンの指摘も、フィリピンでのバターン死の行進で今まで無茶苦茶言われてきた日本軍の暴虐の信憑性を再度視察してくれているのもありがたいが、シャルリー・エブド事件では手放しの如く多くの表現の自由側についていたのは、危なっかしいなぁと、私は思った。これでは表現の自由キリスト原理主義者(共産主義含む)の思う壺ではないか？と。

なぜならローマ法王は表現の自由を盾にとって他の宗教を攻撃する事を辞めろと厳しく言っていた。多くの日本人は当たり前のようにそう思った事なのだが、実は海外ではそうでもないのである。

ダライ・ラマ猊下であろうが天皇陛下であろうが同じ様な内容を含む事をおっしゃられそうな意見だが、この法王の発言に食ってかかるワシントン・ポストなど見てると自分達の素晴らしき文化を愚かな現代人が陥れている例を見るのにはいたたまれないものがある。これは全員ではないが自由をはきちがえた左派の人が多いのである。

この辺のモラルや節度が欠けている人達は少し私は個人的に危うい、と言わないまでもまともな知識層に訴えかけるのは難しいと感じる。
(しかし、クリント・イーストウッドの様にチャーリー・パーカーの映画を撮り、息子をジャズマンに育て上げる度量が今の右派に無くなってしまったのはどういうことだろう？スパイク・リーがなじりたい気持ちはわからないでもないが、こんな事は偽善ではできない。もっと言えば、マイケル・ヨンやテキサス親父はこのなじりたい気持ちに釘を指すものという悪循環に陥っているのである。)

またこの人は同時に近年の人種間の暴動についてもかなり冷ややか。むしろ加害者側は何故引き鉄を弾いたか？という軍人の視点で持って弁護している。

当然この国の民意は人種的弱者や人権を重視しようと言う方向に向かっているのは悪いことではない。だから、たとえヨン氏が正しくても、多数派を味方につけるのはかなり難しい。

ようは左の人間で、この話は捏造だ。だから人権云々の問題だからといって我々がサポートするのはおかしいのではないか！私たちは人権を盾にとって強請りをかけるマフィアではなく、真実と自由を求める！と、言ってくれるようなサポーターが出てこないと、まだまだ先は暗いのを感じる。

日本のタカ派や保守勢力はアメリカと親交を深めたいがハッキリ言えることは、タカ派系の人種差別系の原理主義者達とは距離を置きたいと言う所ではないだろうか？

ようは、日本であれアメリカであれタカ派はタカ派、左翼は親中派に大まかにカテゴライズされくっつけられるので、真実はそんな右、左で分類されるものではないが、右と左に容赦なくざっくりわけられてしまうのである。

むしろ、日本のタカ派にとっては先の戦争は石油資源と人種人権の問題だったと思っている人が多いし、私にしろそう考えざるを得ない部分が多々ある。

軍隊は無いが自衛隊のある日本の自由民主党はそういった意味で、安倍首相をヒトラーに見たて見当はずれに皮肉ろうが、ファシストでも社会民族主義者でもないどころか、正式なタカ派とも言えない。むしろイギリスの自民党員のようなものでしかない。

それを愚と捉えるバッシングなら私もなっとくするかもしれないが、近年のバッシングをみているとそんな感じのレベルでなく日本人は日本の今までの状況しかみないでゴチャごとゃとやっているのには呆れる。

もっと言えば、日本にはイギリスのような保守党と言うものが無くなってしまった。だからいくら保守といっても保守にすらなれない。ここを盾にとって、イギリスの軍隊をバカにして安倍首相を揶揄するぐらい度量のある左翼が出て来るぐらいだと私も、凄いな！と思うかもしれないが、何かとあると戦争反対！ヒトラー！みたいな程度の低い揶揄に終わるのは日本の左翼の問題だと私は感じる。

また、既得権益に対する批判も左翼では池田信夫氏以外にやっている人間は少ない。逆に真の意味で保守にしたい右の人達が批判している。

こっちには黄色人種が嫌いで黒人に友好的な白人。逆に日本好きの中国嫌いで黒人の嫌いな白人。また人類みんな好き(アジアというカテゴリーで今の中国も含まれる)という白人に分類される気がする。

近年のイギリスの知識層は映像などを見る限り日本好き中国嫌いで人類みんな好きという我々と似た視点で見ている人が多いのではないだろうか。

アメリカのタカ派は、日本に対する反日プロパガンダ行為を見破ってくれてきているが、左は中国=アジアを我々が作り上げたというプライド(金？)が離さない。

一番最後のタイプの全ての人々を人種や宗教関係なく愛せる人が良いに決まっている。しかし、どうやってマイケル・ヨンの主張の正当性が届くのか？ここが一番重要じゃなかろうか？