Born In The U.S.A | ギターよ、熱く語れ!

Born In The U.S.A

暗黒の60年代から一転、ジョニー・ウィンターの登場によって人気が爆発したファイヤー・バード。1972年、ついに3と5はメダリオンとして限定再生産されました。

調子(勢い?)にのったギブソンは1976年、アメリカ合衆国建国200年記念モデルとして、ファイヤー・バード200thアニバーサリーなんちゅー意味不明なモデルを、市場に送り込みます。それがコレ↓です。

$ギターよ、熱く語れ!-建国200年記念モデル


バインディングのないネックに、ドット・ポジションマーク。チューン・オー・マチックのブリッジにはヴァイブ・ローラーではなく、ストップ・テールピースが装備されています。おまけにハードウェアはゴールドで統一という、全機種ごちゃまぜシャッフルのようなモデルですね。

なんといっても最大の特徴がコレ↓鳥のマークが他のモデルと違っています。

$ギターよ、熱く語れ!-エンブレム


写真では少し見にくいかもしれませんが、トレードマークの鳥のイラストは星条旗カラーに塗られ、 中心には76と年号が入れられています。

もう一点、他のモデルとの違いを挙げておきましょう。

「ネックが太い」

ええ、そりゃあもう、ハンパありません。大袈裟でなく、丸太みたいに太いんですよ。いわゆるオールドと呼ばれるファイヤーバードの中では一番安価なので、最初にコイツに手を出してしまう人が多いと思うんですが、コレが最初だとファイヤーバードに対するイメージは「最悪」なものとなるに違いありません。

建国モデルには新たなカラーリングであるナチュラルが加わりますが、60年代のモデルのように10種類ものバリエーションはなく、サンバースト・ブラック・ホワイト・ナチュラルの4色しかありません。

私が入手した1992年当時の国内価格は30万円前後でしたが、現在もそれほど変わっていません。ちなみにコレは、ニューヨークにあるギター・ストリートの楽器屋さんで買いました。1400ドルでしたから、当時のレートで換算すると16万円くらいですね。

買ったとき、店員さんが、

「ナイス チョイス。ユー グレートマン」

とか言ってましたけど、翻訳すると、

「お前はアホウだ。それも最大級のな」

になるんでしょうね。