南陵忌 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。






三代目旭堂南陵の十三回忌の講談の会に参加してきた。
6月ごろに、動楽亭のチラシのコーナーで見かけて、気になって会の参加の申し込みをした。

先代、三代目旭堂南陵師は直接には面識はない。実は南陵師の講談も聴いたことがない。娘さんのMさん、(いつも苗字のAさんで読んでいた。以後Aさんと呼ぶ)と一緒に仕事をしていたのだ。

仕事をし始めたころ、Aさんが旭堂南陵の娘さんだとちらっとはなしを聞いた。芸人の世界を嫌って、専門の仕事に入ったというのも耳にした。

Aさんは控えめな人で輪に積極的に入る感じではなく、要所要所に発言する人だった。ニコニコと笑ってはいたが、醒めたクールな印象を自分は受けていた。昼休みに煙草を吸っていたのが印象的だった。当時、女性で煙草を吸う人が珍しく、大人の女性の感じを受けた。

三代目の遺影を見ると、やはり親子でAさんとよく似ている。

その父親を看取り、まもなく、Aさん自身も急逝した。あっという間のことだったのを記憶している。

Aさんとは特に親しくはなかったし、一緒に仕事をしたわけではなかったが、急逝されて気になっていた。

以前から墓参りをしたいと思っているのだが、墓所の在り処を訊けたらと思っていた。会場のあったお寺が墓所ではなかった。会が終わってからはそんな話を聞く時間もなく、会場をあとにした。

また何かのおりお弟子さんのどなたかにお会いすることがあればもう一度訊いてみようかとは思う。