前場の日経平均は4日ぶり反落(118円安) ワクチンに関するネガティブなニュースなど重しに
前日の米株市場は前日3日の米株市場はおおむね上昇となっていたものの、ファイザーがコロナワクチンの2020年出荷目標を半減させると伝わったことから終盤に上げ幅を縮めてくるなど引け味は良くなかった。
それがあり、本日の東京市場は朝方から売りが先行、その他にドル/円が前日より円高にあったことなどもネガティブ視されたようだ。
日経平均は、100円超えの下落幅でスタートした後、いったんは下げ渋る場面も見られたが、買い気は限られ、その後は上値の重い動き、再び下げ幅は100円を超えて拡大、163.29円安の26646.08円まで押す場面もあり、そのまま安値圏で前場引けとなった。
また、新興市場もさえず、ジャスダック、マザーズも下落で前場の取引を終えた。
日経平均前場終値は-118.90円の26690.47円。
東証1部の出来高は5億6168万株。
騰落銘柄数は値上がり679銘柄、値下がり1413銘柄、変わらず82銘柄。
業種別では値上がりが13業種、値下がりが20業種。
値上がりは鉄鋼、繊維、食料品など。
値下がりトップは空運、情報・通信、サービス。
後場の見通し
日経平均は売り優勢となるなか、5日移動平均線(26704円)をやや下回っての前場引け。
後場も、とりあえずは、同線付近でのもみあう展開が続くと予想される。
足元で同線がサポート線に意識されていただけに、下回っての推移が長くなれば、目先の調整が意識されやすい。
週末要因もあり、下げ幅を一段と拡げてくる可能性はあるだろう。
新興市場マザーズもさえず、心理的な節目1200pt付近まで押して前場引け(前場終値は1202.71pt)。
チャート的にも日足一目均衡表の雲下限(1199.95pt)が位置する水準にあり、ここは底堅さを示しておきたいところ。
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