前場の日経平均は反落(174円安) 円高など重しに売り優勢 安値引けに
前日16日の米株市場でハイテク株主体のNASDAQが3日ぶりに反落、NYダウは4日続伸も上昇幅は小幅にとどまるなど、注目されたFOMC受けての米株市場は案外の動きにあったほか、ドル/円が円高方向に推移。
これ受けて本日の東京市場は朝方から売り優勢の展開となった。
日経平均は2桁安にとどまり寄り付くも、その後に3桁下落に沈み、一時は下げ渋る場面もあったものの戻りが限られるなか、中国・上海総合指数が軟調にスタートしたことなどが重し、前場は安値引けとなった。
日経平均前場終値は-174.07円の23301.46円。
東証1部の出来高は5億5087万株、売買代金は1兆0171億円。
騰落銘柄数は値上がり688銘柄、値下がり1367銘柄、変わらず115銘柄。
業種別では値上がりが5業種、値下がりが28業種。
値上がりは海運、倉庫・運輪、銀行など。
値下がりトップは陸運、鉄鋼、空運。
後場の見通し
前場の日経平均はそれなりに値幅伴っての下げとなり前場の取引を終えた。
4連休前であることから上値追いは慎重になりやすいほか、売りに方向に振れれば、そちらにより傾きやすい。
ただ、もちあいのレンジ内の推移にとどまっており、下限は足元で23000円から23200円辺りまで切り上げている。
23200円付近にはチャート面でも25日移動平均線(23201円)位置していることもありサポート線に意識されるだろう。
後場も売り優勢に推移しそうだが、23200円台では底堅さ示すのではないだろうか。
新興市場も前場はジャスダック、マザーズともにマイナス圏で引けている。
両指数とも、プラス圏で推移する場面も見られたが、やはり4連休控えていることから、高いところでは利益確定の売りが出やすいのだろう。
ただ、個別で材料があるものや、テーマ性材料に堅調に推移するものも見られており、雰囲気は悪くない。
マザーズ指数はチャート面でも5日移動平均線(1153.46pt)上での推移、基調は強いままにある(マザーズ前場終値は1169.59pt)。
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