前日17日の米株市場は、様子姿勢の
強いながらも小幅に上昇、その安心
感もあって、本日の日本株はやや買
い優勢、日経平均は小高いスタート
となっていた。
とはいえ、前日まで10連騰と短期的
な過熱感が意識されるなか上値も重
く、プラス圏とマイナス圏を行き来
する展開となるなか、前場の取引を
小幅高(11円高)、節目22000円に乗
せて引けていた。
後場は、節目22000円どころで上値
の重さが意識されるなか、米FOMC(
米連邦公開市場委員会)前で手仕舞
い売りが出たことなどから失速、マ
イナス圏での推移となり、そのまま
大引け、11日ぶりの反落、22000円
維持とはならなかった。
日経平均終値は-40.61円安の21960.71円。
東証1部の出来高は12億2105万株、
売買代金は2兆2374億円。
騰落銘柄数は値上がり602銘柄、値下
がり1466銘柄、変わらず82銘柄。
米FOMC(米連邦公開市場委員会)や日
銀の金融政策決定会合といったイベ
ントを控えていることから、基本的
には様子見姿勢の強い展開にあった。
日経平均は前場こそプラス圏で終え
ていたものの、後場は手仕舞い売り
に押されて、プラス圏を維持できず、
11日ぶりの反落となった。
ただ、前日まで10日続伸で1400円近
くの上昇となっていたことを考える
と、下値は底堅かったと見れる。
とりあずは、米FOMC受けての米株市
場の動向を確認したいところ。
前回に続き0.25%の利下げが決まる
見通し。
また、パウエル米連邦準備理事会(
FRB)議長がどのように発言するか注
目される。
米株に調整が入れば日本株の過熱感
を冷ます調整を挟む可能性が高まる
ところ。
国内では、明日にかけて日銀金融政
策決定会合が開かれる、世界的に緩
和競争の流れとなるなか、追加緩和
余地に乏しいとみられている日銀の
スタンスにも注目しておきたい。
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