キューバ外務省声明、リビア新政府を承認せず(9月3日) | ラテンアメリカの政治経済

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(参考:0969「フィデル・カストロ、NATOの避けられない戦争」)


9月3日、キューバ外務省は声明を発表し、リビアの過渡的国民評議会(CNT)を承認せず、トリポリのキューバ外交団を引き揚げることを明らかにした。「キューバは過渡的国民評議会や、いかなる臨時政府をも承認することはない。われわれは合法的で、外国からの侵略のない、自由で主権を持った兄弟のリビア人民の意思による政府のみを承認する」。


「キューバ外交団はリビアを引き揚げる。そこでは外国からの干渉と、北大西洋条約機構(英略NATO)による軍事攻撃が激しくなり、この国の紛争の交渉による平和的な解決に向かうことが難しくなった」。「キューバ外交団はこの悲劇的な状況のなかで、非の打ちどころのない態度を守り、リビア人民とともにあり、NATOの爆撃による、罪のない市民を標的にした殺害の直接の証人であった」。


「市民を守るなどという見え透いた口実でもって、NATOは数千人の市民を殺害した。アフリカ連合(UA)による建設的な提案を無視し、安保理の問題のある決議すら踏みにじった」。NATOがリビア爆撃の根拠にした国連決議にたいして、「いかなるものも罪なき人々を殺害することを正当化することはできない」、と批判した。また国連も「国際的な平和を守れという要求、NATOの爆撃を即時中止させよという要求に答えることなく、侵略戦争の共犯者となった」。


「NATOは、シリア侵略のために同じような条件を作り出そうとしている」。キューバはシリアへの「外国の干渉を中止することを要求する」。「国際社会にたいして、新たな戦争を防止することを呼びかけ」、また国連が世界の平和を擁護するという義務を果たすように主張する」。(N071)