イングランド代表のホームグラウンド、
トゥイッケナム競技場(Twickenham Stadium)へ
行ってきました。

最寄りの「トゥイッケナム駅」は、
ロンドンのターミナル駅
「ウォータールー」から電車で30分。
スタジアムまではさらに徒歩10分です。

日本で言えば、新宿駅から電車で約20分の
味の素スタジアムのような立地でしょうか。
この点だけで言えば
東京・青山にある秩父宮の方が勝っています。

試合はありませんでしたが、
スタジアムツアー(15ポンド、2300円)に申し込みました。
参加者は英国人5人と、
トロントから来たインド系カナダ人、僕の計7人です。

観客席の高い、見やすい位置に設けられているのが、
企業の接待などに使われる「コーポレートシート」。
丸テーブルがいくつか置かれ、レストランのような内装です。

コーポレートシートなど法人からの収入は
イングランド協会の一つの収入の柱です。
僕の英語の聞き取りが確かなら、
20席分の年間料金が14万ポンド(2100万円)ということ。
年間10試合開催されるとすると、
1試合1人あたり10万円です。
料理代なども含むと考えると、こんなものでしょうか。

ロッカールームからピッチへ向かう通路の壁は、
イングランドの色である白と赤で塗られています。
ピッチに出るすぐ手前にある小部屋がインタビュールーム。
試合後、選手や監督がすぐにここでインタビューを
受けられるようにという配慮です。

メディカルルームも充実。
X線の撮影機や、
歯医者の治療設備まであるのには驚きました。

秩父宮と大違いなのは、芝がとてもきれいなこと。
トゥイッケナム競技場の価値を高めるために、
代表戦やプレミアシップ(1部リーグ)決勝など、
年間10試合程度しか使わないからです。

イングランド・サッカー協会の本拠地である
ウェンブリー競技場がコンサートなどに
積極的に使用しているのと対照的です。
「我々はラグビーからしか収入を得ない」と
ガイドさんは胸を張っていました。

先週末、そのウェンブリー競技場で
久々にラグビーの試合が行われました。
サラセンズなどのクラブによる、
プレミアシップのダブルヘッダーです。

クラブ側にとっては、大きなスタジアムで
多くの観客を集めようという狙いです。
ただ、ウェンブリーは試合の多さで
芝の状態の悪化が指摘されています。

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