ちょうど1週間前の5月5日こどもの日、東京へ行った。
極めて有能な元ビジネスパートナーH氏(以下、H氏と略す)と会う約束をしていたのだ。
亀有、松戸と移動しながら4軒の店に入った。
「後悔したこと、ないですか?」
H氏は、そう問いかけてくる。
昨年来、吞み語り時の主要テーマである。
最近2回の転職を経験したH氏には、
いろいろと思うところがあるようだ。
「自分は、」
シゴトに関しては、転職を10回は重ねた。
それはけっして誇れることではない。
しかし、
辞めなければよかった、
という後悔の思いはない。
その時々で、
自分なりに最善の選択をしたはずだし、
そう思いたい。
過去、
違う選択をしていたらどうなっていたか?
と想像するのは、
未来、
宝くじの1等が当たったら何をしよう、
と想うのと同じくらい楽しいものではある。
ただ、
過去を振り返っての後悔は楽しくない。
ともかく、
結論があるわけでもない話題で呑む酒は美味かった。
スマホもAIも要らない。
東京へは、空港第2ビル10時42分発の特急「スカイライナー114号」で向かった。
30分あまりの後、青砥で下車。
青砥駅に下り立つのは、記憶のうえでは人生初である。
亀戸駅行きのバス停前には長い列ができていた。
バスは数分遅れて到着。
15分ちょっとで、
H氏から指定を受けた待ち合わせ場所である亀戸駅に着いた。
「こち亀」を読んでいないのでありがたみを感じられないが、
街には多数の関連オブジェや施設がある。
H氏とは正午前に会った。
まずは近くの亀有香取神社を参拝した。
そして、昼呑みを始める。
1軒目は「青山餃子房」。
乾杯。
注文時、
「海老チリですか?」
とH氏に聞かれる。
こちらの心の内を読まれているかのようだ。
しかし、この日は欲しておらず、海老チリ注文しなかった。
H氏からの反抗心からではない。
店内は大盛況。
看板商品であろう餃子も美味しかった。
(H氏撮影)
ごちそうさまでした。
店を出た後、常磐線で松戸へ行った。
亀有から2駅。
千葉県である。
松戸行きを提案したのは、自分だった。
昨年春に一度だけ呑みあるいたことがあり、
気になる店もあったからだ。
2軒目は酒なしで、
こちらの店「COFFEE SHOP FUJI」。
レトロな店内は狭いが、運良く空席があった。
アメリカンコーヒーとプリンをいただいた。
マスターと常連さんらしい客との会話も聞こえ、
穏やかな空気が流れていた。
長居せずに、店を出た。
ごちそうさまでした。
3軒目は「もつ焼つかさ」。
当初、気になっていた鮨屋をめざしたのだが、
混んでいる様子だったのでこちらに入った。
15時の開店直後。
ほどなくして店内は満席になったので、
タイミングがよかったようだ。
トマト、もつ煮、もつ焼、ハムカツなどを肴にして呑んだ。
ごちそうさまでした。
お腹は充分に充たされた。
しかし、先ほど入れなかった鮨屋がどうしても気になる。
そこで、再訪することにした。
この日4軒目となる「金太楼鮨 松戸駅前通店」。
(「もつ焼つかさ」訪問前に撮影した画像)
時刻は17時過ぎ。
今度は空席があり、テーブル席に案内された。
〆に鮨屋だと、食べ過ぎずに済むのが個人的には歯止めとしてよいと思われる。
言われて嫌いな言葉、
「よく食べますね」
をH氏は容赦なく浴びせてくる。
しかし、この日にかぎれば、
「You too!」
みたいなところか。
ごちそうさまでした。
H氏とは19時過ぎに松戸駅で別れた。
こちらは成田行きのJRで帰る。
次第に乗客が減っていく車内は、
とても静かだった。
短い読書の後、
いつしか眠りにも落ちた。
シゴトや会社に関して、
選択の後悔はない、とH氏にも宣言した。
それは事実である。
しかし、
人生を振り返れば、
幾多の選択の場面があった。
その晩から、
思い出さなくてもよいようなことも含め、
過去の記憶からあれこれ引きずり出し、
一種の感慨に浸る時間が少しの間続いた。
後悔はしなくとも、
少しは反省くらいはしなければいけないか。
55年近い人生、
いろいろある。
松戸駅での別れ際、
「ブログ楽しみにしています」
とH氏から言われて1週間も経ってしまったのには、そんなワケもあった。
大型連休終盤の好天の中、
思う存分に吞み語った、
そして認めるのは悔しいけれどよく食べた1日。
後悔とは無縁の、
今年のこどもの日だった。
H氏から頂戴した、上品な品々。
美味しく、ありがたく味わった。
ごちそうさまでした。






















