こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と発掘良品の発掘⑲というテーマで

 

夜空の大空港(1966)

(原題:THE DOOMSDAY FLIGHT)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

★発掘良品の発掘とは?

発掘良品とは、惜しまれながらも2022年3月に終了を迎えた、TSUTAYAさんによる新作・旧作、有名・無名、公開・未公開ではなく「面白い」を基準に作品をセレクトし、毎月紹介してくれている映画ファンたのための素晴らしいシリーズ。

本シリーズは、そんな発掘良品の全作品を5~6年かけてご紹介させて頂こうという超長期目標のシリーズとなっております😄

 

 

↑今月のラインナップの詳細はコチラ!

 

 

ロマンティックじゃない!

 

本作は1966年に公開されたアメリカのTV映画。

 

邦題の「夜空の大空港」というタイトルはロマンティックな響きがありますが、原題は「THE DOOMSDAY FLIGHT (破滅の日のフライト)」という絶望的なタイトル。

 

 

一般的に「THE DOOMSDAY」とは世界の終末を告げる最後の審判の日の事ですが、爆弾を乗せて離陸してしまった旅客機が舞台の本作における「THE DOOMSDAY」は、乗組員や乗客だけが体験する事になる破滅の日を描いた作品なのです!

 

ある晩、航空会社にかかって来た

飛行中のジェット機に爆弾を仕掛けた

という爆弾魔からの電話。

突如、破滅の日はやって来たのです…

 

 

アバウトなストーリー 

 

「allcinema」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

アメリカTVムービーの中でも、ひとつのジャンルであるかのように多数存在する“航空パニック”ものの先駆け的な作品。

ひとりの狂人によって、一定高度以下になると爆破する爆弾を仕掛けられた飛行機の恐怖を描く。

サスペンスに満ちた脚本を手掛けたのは、「ミステリー・ゾーン」のロッド・サーリング。

 

 

はい。

 

1970年からスタートしたエアポート・シリーズなどと同様、飛行中の旅客機を舞台にしたパニック群像劇!

 

小型機が旅客機の操縦席に

激突してしまう「エアポート75」は

エアポートシリーズ第二弾!

すごいポスターですあせる

 

 

そんな本作の冒頭のストーリーは以下の通り。

 

① ロサンゼルス発ニューヨーク行きの旅客機が離陸し高度10000mの高さに達した頃、航空会社に「10,000フィート以下のある高度まで降下すると爆発する爆弾を旅客機に仕掛けた」という脅迫電話がかかって来ます。

 

離陸した飛行機内に

爆弾を仕掛けたという電話に

緊迫が走ります!

 

 

② 「爆弾の設置場所を知りたければ10万ドルを用意しろ」と告げて電話を切った犯人は、旅客機の仕組みをよく理解している関係者らしく、事態を重く見た航空会社は警察に救援を求めると同時に、機長のアンダーソンに連絡して、乗客に悟られないよう爆弾を探すよう命じます。

 

ベテランのアンダーソンは

冷静に問題を解決すべく尽力する

信頼に足る操縦士。

 

 

③ 搭乗員たちは必死に爆弾を探しますが、貨物室などの乗客立入禁止区域に爆弾の形跡はなく、万策尽きたアンダーソンは乗客たちに協力をあおいで機内に持ち込んでいた手荷物まで検査しますが、それでも爆弾は発見できません。

 

自分の手荷物が運ばれるのを見て

不安になってゆく乗客。

 

 

④ 一方、航空会社には爆弾犯から何度も電話がかかって来ており、根負けした航空会社は10万ドルを用意し、爆弾犯が指定した配送会社員に渡したのですが、配送員は交通事故を起こし10万ドルと共に爆発炎上しまったのです!

 

自分が何を運んでいるか知らない

配送会社の運転手は車を横転させ死亡。

その後、車は爆発炎上し

10万ドルも焼失してしまいます!

 

 

 

…状況としては、絶望的ですね汗

 

 

さて、犯人が仕掛けた爆弾は爆発してしまうのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

遂には機内を破壊して

爆弾を探し始める乗務員たち!

果たして爆弾は見つかるのか!?

 

 

【私の感想】破滅の日を乗り越えろ!

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作は「THE DOOMSDAY (破滅の日)」というタイトルに深い意味が込められていると思われる作品。

 

 

 

爆弾が仕掛けられた事を知った関係者は皆、この絶望的な状況に焦り、青ざめ、途方に暮れてしまいます。

 

そんな彼らの心中は、世界の終末である破滅の日を迎えた時のような状況。

 

 

ですが航空会社の社員や搭乗員、そして犯人を逮捕するために奔走する刑事たちは、絶望の中でも一縷の光を探して足掻き続けていたのです。

 

 

 

そう。

 

あきらめたらそれこ試合終了ですよ。

 

 

 

彼らがあきらめてしまえば飛行機は乗客もろとも破滅してしまいますが、登場人物たちが希望を捨てずに行動している間は、まだ破滅の日は訪れないのです…

 

航空会社の経営者は、

旅客機に妻が乗っているのを口にせず

事件解決のために奔走します。

あきらめたらそれこ試合終了なのです。

 

 

私見ですがそんな本作は1960年代の初めに本格的な運航が始まったばかりのジャンボジェットをモチーフにしたパニック映画の魁的な作品であると同時にたとえ人類が滅亡する破滅の日のような絶望的な状況に陥っても、最後の最後まで絶望せずに行動した人にしか体験できない奇跡がある事を描いた作品ではないかと思うのですが、皆様はどう思われますでしょうか?

 

 

尚、邦題の「夜空の大空港」も

決して悪いタイトルではなく

映画をラストまで観て頂けると

本作は「夜の大空港」ではなく

夜空の大空港」が舞台となっている

作品だと分かるようになっています。

 

さて「夜空の空港」という言葉は

何を意味しているのでしょう😉

 

 

 

 

という訳で次回は

 

征服者カーンとは?

 

というテーマで

 

征服者

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい発掘良品作品
「パッセンジャー57」

 

本作の公開から30年後。

航空機を舞台にしたパニック映画は

アクション映画になってましたあせる

 

狭い機内!沢山の人質!!

相手は銃を所持!!!

ウェスリー・スナイプスは

そんな場所でも無双なのです😆