こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマで
運命の逆転
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
私としての
本作品のお勧めポイントは3つ!
お勧めポイント①
実際に起きた
殺人未遂事件の裁判!
まず最初に皆様にご質問です。
もし皆さんが裁判の陪審員となり
担当となった殺人未遂事件の容疑者が
被害者の第一発見者であり
相手を殺す動機があり、
殺害に使われた証拠品も持っており、
過去にも被害者とトラブルがあり、
被害者の遺産の相続権を持っており、
性格的にも疑わしい感じで
一審で有罪を受け上告した被告の裁判を
担当する事となった場合
一切の予断なく、被告を裁けるでしょうか…
本作は、実際にあった
そんな裁判を映画化した作品なのです!
お勧めポイント②
ほぼ有罪だと思われる人は
弁護されるべきか?
本作は、実際に起こった
クラウス・フォン・ビューロー事件を
ベースにした法廷映画。
この事件とは
クラウス・フォン・ビューローという男が
ドイツ貴族の家系の妻マーサを
インスリンを過剰投与して
殺害を図ったという容疑で起訴された事件!
↑大金持ちの妻マーサと結婚したクラウス。
彼はマーサにとって二人目の夫。
莫大な妻の資産でーのおかげで
お城のような豪邸に住み
不自由ない暮らしをしていた二人ですが
関係はとっくに冷え切っており
事件の直前にクラウスは
マーサに離婚を申し立てていました。
↑マーサが所有していた豪邸!
ある日、マーサが意識不明となって
浴室で倒れていたのを発見したクラウスは
病院に通報しますが
マーサは植物人間となってしまいました!
↑妻が浴室で倒れている事は
まず最初に、子供たちに伝えられました。
意識不明となったマーサの資産は
クラウスが相続する予定でしたが
この事件を不審に思った
マーサの元夫の子供や家政婦は
探偵を雇って捜査した結果
クラウスのカバンの中に
インスリンが入っていた事を発見します!
↑過去にもマーサは昏睡した事があるのですが
その時クラウスは病院に電話せず
家政婦の必死の嘆願でやっと連絡を取った
という過去があったのです!
クラウスは妻殺害で告訴され
30年の有罪判決を受けてしまいます。
↑クラウスを睨みつける、前夫の子供と家政婦!
けれどクラウスは控訴し
高名なハーヴァード大学のアラン教授に
弁護を依頼しました。
↑アラン教授は、弁護のプロフェッショナルです。
教授の知り合いや学生たちは
こんな事件を担当すれば
彼が悪徳弁護士のように思われると
心配するのですが
彼は、引き受けることにします。
その理由は、
完璧な弁護をしても
クラウスはやっぱり有罪だった!
という判例を作りたいから。
アラン教授にとって裁判とは
確かな証拠によって
予断なく被告を裁くべきもの!
クラウスが上告した以上は
彼は推定有罪であり
アランの見つけ出した絶対的な証拠で
↑よし、俺たちで徹底的に反証を探し出そう。
その上で、敗訴したとしても
クラウスの有罪を確定できるじゃないか!
さて、アラン教授の捜査によって
果たしてクラウスは有罪となるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
お勧めポイント③
とは裁判は
何のためにあるのか?
本作は実話ですので
裁判の結果は、誰もが知るところ!
↑逮捕された当時のクラウス本人。
ですので本作では
アラン教授たちの調査を通して
法廷というものが
何のためにあるのかを描いていきます。
クラウスの態度が不遜だから有罪?
↑冷たくて不遜な感じのクラウス。
けれど彼はヨーロッパの上流階級の人。
彼らがアメリカ人よりも
話し方や行動が静かだから有罪でしょうか?
以前、マーサの具合が悪い時に
連絡しなかったから有罪?
けれど、調べてみるとマーサは
重度のアルコール中毒で
医者に指図されるのを嫌っていました!
浴室で倒れていたのは不自然では?
↑こんな感じでクラウスが引きずったのでは?
いいえ。
気性が激しくワガママだったマーサは
浴室には誰にも入れない主義!
↑浴室は、私だけの場所!
入室厳禁!!
だからこそ発見が遅れたのですが
もし、殺害するつもりなら
死んだのを確認してから通報するのでは?
↑酒、タバコ、薬を多様する低血糖のマーサは
いつ死んでも不思議ではない人でした。
アラン教授は、調査するほどに
一審で語られた多くの事が予断に過ぎす
確実にクラウスが殺したという証拠が
見いだせなくなってしまいます!
↑感情を見せないクラウス。
でも、もし生来の彼の性格が冷静だったとしたら…
そう。
裁判とは、確かな証拠によって審議され
結審されるもの。
いくら印象で推定有罪を求めても
証拠がないのであれば
有罪にする事なんてできないのです!
↑二人の出会いだって、前夫と破綻したマーサが
寂しさからクラウスに近づいたもの。
財産目的にクラウスが近づいたのではないのに
人は予断で、断罪したがるものなのです…
限りなく有罪っぽいクラウスは
アラン教授によって無罪を勝ち取りますが
民事では敗訴して
マーサの財産を放棄させられますが
今でもイギリスで
美術評論家として生活しているのです…
という訳で次回は
夢を追うか?
現実を生きるか?
というテーマで
レボリューション6
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本作は欧米人が考ている
裁判というものの本質がよく分かる映画。
情状酌量や社会通念ではなく
確かな証拠によって判決が下される裁判は
感情を凌駕した場所なのです!
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