京阪本線西三荘にて
 京阪6000系6011F 急行 淀屋橋行き
 今の京阪電車のスタイルの始まりの形式、京阪6000系です。
 この形式が登場する前の京阪電車は、1900系以前の初期のカルダン車や吊り掛け駆動の旧型車、京阪2200系や2400系のような卵のような車体を持ったタイプと1000系·5000系のような箱型車体の2種類が主力となっていましたが、大胆なモデルチェンジを行い、京津線の800系や今の13000系まで続く京阪通勤車のスタイルを作りました。
 新塗装化に伴いシティーコミューターと呼ばれる緑と白のツートンに黄緑の帯を締めたカラーリングになっています。
 また、更新工事も行われ、種別·行先表示器がフルカラーLEDに、車内も13000系に準拠した内装に変更され、ドア上にLCDを取り付けています。
 現在京阪の通勤車では唯一全車自由席の8両編成となっており、日中は淀屋橋·中之島と枚方市を結ぶ普通列車に、ラッシュ時は特急·快速急行·急行といった優等種別にも充当されています。