何故に弟子屈を選んだのか? | (私設)弟子屈移住相談所 ~ブログ版~

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元レコードビデオのポニーキャニオン社員で現在はゴルフクラブを生業とす(業界ではそこそこ有名)。
地域の自治会の副会長やら防犯委員やら、温泉組合の事務局などをしている関係もあり、まだまだ移住して短いですが結構地域に溶け込んでいるハズ。

ファルコンが弟子屈を選んだのは訳があります。

 

それは弟子屈でしか出来ない仕事を選んだから。

 

ちゃんちゃん。

おしまい。

 

 

まぁ、一言で言うとそういうことなんですけれども、もう少し突っ込んでお話するとマッサンと同じ。

 

マッサンはスコッチ・ウイスキーを作るのに一番良いところを選んだら余市になった訳ですが、私の場合はゴルフクラブを作るのに一番いいところを選んだらここ弟子屈になったという訳です。

 

ゴルフクラブならどこでも作れるでしょ?と思うでしょう。
実際に作るだけならどこでも作れますが、ゴルフクラブの開発ということを考えると弟子屈が一番なんです。

 

ゴルフ発祥の地であるスコットランド、そのスコットランドに最も近く、イギリス北部のリンクスで開催される全英オープンゴルフ。


やっつけではなく、本当に全英オープンで通用するゴルフクラブを作ることが私の目標なのですが。全英オープンの開催されるゴルフ場ってのは非常に過酷な環境にあるんですね。

 

当然本州で育つ芝とも全く違いますし、同じ北海道でも札幌や小樽といった日本海側の気候とも違います。

 

スコットランドやイギリス北部のゴルフ場に日本で一番近い環境は道東にしかありません。その道東でテストして開発したクラブでなければ全英オープンで通用するクラブにはならないと思うんです。

 

事実、写真のHAYABUSAというウェッジはここ弟子屈で2年の歳月をかけて開発したウェッジというゴルフクラブですが、使っているプロゴルファーやアマチュアゴルファーの方からはと感動すら覚えるという、高評価を受けています。

 

そんなクラブを作れるのは、スコットランドと(真冬以外は)同じ気候である道東でしか作れないんですね。

 

なので道東の地理的中心で、日本一のリンクスである根室ゴルフクラブも楽勝の日帰り圏内であり、土地も安くて自分の敷地内でもテストできる環境の弟子屈を選んだという訳です。

 

温泉やら、

 

自然やら、

 

旨いものやら

 

と言ったものは、私にとってはメインでは無くてあくまでもおまけです。

 

60坪の大きな倉庫の中にゴルフ工房を構えて、

 

写真の根室ゴルフクラブにも近くて、広大な敷地に試打スペースの作れる弟子屈だからこそ最高の仕事が出来るんです(^^