通勤途中にある池の蓮が徐々に咲き出した。


品種で言うとまず、大賀蓮が一輪だけ咲いて、知里の曙が一斉に咲き出し、ミセス・スローカムが2輪咲いて、今朝気がついたら舞妃蓮が咲き出していた。

 

手前の白い花が舞妃蓮。後ろの紅が知里の曙。



今朝一番の美人さんかな。



名は体を表すというけれど、舞妃蓮とはいい名前だ。名前を聞いただけでも貴くて美しい花だと想像してしまう。

 

キラキラネームなんて言うけれど、最近はちょっと見ただけでは何と読むのか分からない名前を付ける親が増えた。読み方が分かって、ははあーと唸ることがある。中二の娘のクラス分け表を見ても〇〇子、という名前の女の子はもはや少数派で、むしろ若い子が〇〇子という名前だ分かるとかえって新鮮というか映えて聞こえる。

 

大賀蓮。






2000年前の蓮の種を開花させた蓮の研究者、大賀博士の名前から。

 

蓮は咲くとき、ぽんと小さな音がする。そう聞いたことがあって、ある研究者の講演会で、それは本当ですか、という質問があったのだけれど、講演者ははっきり返事をされなかったので本当かどうかは分からない。ぽんといいそうな気はする。

 

音がするかどうかは知らないけれど、蓮の花はとてもいい香りがする。それは澄みきっていて、言われなければ気付かないほどとてもほのかだ。


知里の曙。