ドバイからタイのバンコクに入る。
そのまま国内線に乗り換えてタイ深南部のハジャイという町へ国内線で移動する。
乗り換えはスムーズで、時間があったので空港内のレストランで食事をする。港内に職員なども利用するという庶民的なフードコートだ。タイでの入出国の際に利用することが多い。
何軒もの店が軒を連ねる。
あまり悩むこともなく、カリカリに揚げた豚肉を乗せてあんをかけた麺を食べる。
注文するなり、あっという間に出来上がる。
ムークローブというこのクリスピーな豚肉が大好きだ。麺にのせてよし、ライスにのせてよし、酒のつまみにも最高だ。
砂糖、唐辛子、酢などで自分流にカスタマイズする。
ハジャイ周辺を上空から。
左の一直線は鉄道、右は国道。
マレーシアへ伸びて行く。
ハジャイ空港から市内まではソンテウという乗り合いタクシーを利用した。タクシーやミニバンに比べて安上がりな方法といえる。
機械的な冷房はついていないが、自走することで強制空冷することになり、快適とは言わないまでも、決して不快ではない。何よりもタイに来た、という気分が味わえる。55バーツ。
降りたところを覚えておいて、帰国時に空港へ向かう時に備える。
ソンテウを降りたところから歩いて20分ほどのところにホテルはあった。
市場の中を歩く。
ホテルの名前はスイートだが、どうやらシングルルームだ。しかしドバイのボロ宿に比べたら話にならないくらいよい。それでいて場所がらドバイの宿より安い。エアコンも寒いくらいに効いていた。
ハジャイ。
ドバイ。
チェックインするなり、楽しみにしていた苦瓜麺を食べに行く。
卓上の味変4種のタネで自分流にカスタマイズしていく。この店の4種は、トウガラシ、酢、砂糖、ピーナッツの粉だった。
汁なし麺と苦瓜の肉詰めや肉団子とツミレが入ったスープがセパレートで出てくる。
麺はゴチャ混ぜにする。なにかの野菜の塩漬けのようなものが入っている。
〆て90バーツ。
また夜に食べにくるか。
何時までやってるの、と聞くと同年代のおばさんが
腕を回して24時間だよ、と示した。
夕食の調達。
あちこちに屋台街ができている。
しかし店じまいを始めている屋台が多い。
少年の屋台で、豚の皮を揚げたケープムーを買う。この少年、お母さんの指導で研修中のようだ。タレをつけなさい、と言われたのか、慌ててタレの袋もくれた。
ハジャイ名物の鶏の唐揚げとタイ風ビリヤニのカオモックガイも買う。唐揚げは揚げたニンニクをふりかけるのが特徴。
これを大好きなシンハビールで。
しかし、揚げものばかりで少し胃が疲れて来た。カオモックガイはおれには甘すぎた。
シンハはあっという間に空になり、ドバイから空輸したウイスキーへ。
少しこの調子でしばらく飲んでから、また苦瓜麺かタイのチャーハンのカオパットを食べにでようかと思う。