こういう言葉に出会いました。
たいていは、
自分がごく幼い時に
扱われたとおりに、
現在も自分のことを
扱っている。
あなたが叱っている相手というのは、
あなたの中の3歳の子供なのである。
すべてがうまくいく「やすらぎ」の言葉
ルイーズ・L・ヘイ著 水澤都加佐訳 PHP
そういえば、
僕の父親は厳しかった
僕に対して
要求する基準が高かったんだ
だから
いつも
これが足りない
あれが足りない
ここがダメだ
あそこがダメだ
ミスするんじゃない
失敗するんじゃない
もっと集中しなさい
もっと努力しなさい
もっと完璧にやりなさい
そう言われ続けてきたんだ
僕はそう言う父親が大嫌いになった
だから
近づくのをやめた
近づくと、傷つくからね
でも
いつしか
自分でも知らないうちに
僕の中に
父親が住み着いていたんだ
頭の中で
いつも聞こえるんだ
それは
僕の声になってしまっていたんだよ
これが足りない
あれが足りない
ここがダメだ
あそこがダメだ
ミスするな
失敗は許されない
もっと集中しなくちゃ
もっと努力しなくちゃ
もっと完璧にやらなくちゃ
僕は完璧を目指して
自分にプレッシャーをかけ続けて
癌になったんだよ
癌は生活習慣病だからね
自分を許さない
自分に手加減しない
自分を奴隷のように扱う
自分をろくでなしのように扱う
そういう生活が
僕の肺に癌を作ったんだと思う
父親は
愛情をあたえるつもりで
一生懸命に指導したんだけれど
僕はそれを受け取ることが出来なかったんだ
これはね、
癌になって気づいたこと
癌にならなかったら
まさか自分の中に
父親の声がコピーされていたなんて
気づかなかったよ
気づいたおかげで
この声から解放されたんだ
気づけば、
手放せる
気づけば、
それは
選択肢のひとつになる
気づかなければ
選択の自由なんてないからね
その声に
駆り立てられてしまうんだよ
そういう意味でも
癌には感謝だよ
自分を苦しめる
親の声
親の指示
親が言っていたこと
親がしたこと
それは
ほんとうの自分じゃないんだ
ぼくたちは
ありのままの自分で
オッケーなんだよ
気づいて
手放そう
手放して
自由になろう
いつも、ありがとう。
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