【試合結果】2015年4月26日(日)市ヶ谷チョコレート広場(14時) | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

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『Gatoh-Move Japan Tour・163』
☆2015年4月26日(日)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆58人(満員)


◆オープニング


 約2週間のタイ、そしてベトナムへの遠征から帰国したさくらが土産話を前説で披露。左ひじの脱臼のほうも、ようやくギブスが取れたとのこと。


 入場式では、3月26日に負傷して欠場中の北沢ふきんが初めてファンの前に姿を見せ、元気にあいさつをした。

 さらに、さくらがゲストを呼び込むと、なんと我闘雲舞タイのリングアナウンサー、Pumiがサプライズ登場。Pumiの掛け声で大会スタート。


◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○田村和宏(7分3秒、アンドレ)帯広さやか×


 リングアナをPumiがつとめる。シングル初対決となる田村vs帯広。ゴングと同時にハイテンションで気合いの雄叫びをあげる帯広に、田村が苦笑する。


 まずチョップ合戦となるが、一歩も引かない帯広が打ち勝つ。続く地獄突きは田村にキャッチされるが、帯広はヘッドバットを田村の胸板にみまい振りほどくと、地獄突きに成功。

 クロスチョップからそのままネックロックという珍しい攻撃を繰り出した帯広。チョークをアピールする田村だが、レフリーは反則を取らず。帯広は窓から地獄突きを打ち落とす。


 攻勢の帯広は、なんと田村にワキ固めを極めると、右腕に攻撃を一点集中する。田村の右手にヘッドバットを何発も打ち、ショルダー・アームブリーカーを3連発。


 さらに帯広は、自らの足を利用して田村の腕を固めるという高等な関節技も繰り出す。苦悶の田村が、なんとかエスケープする。

 ここまで攻められっぱなしだった田村だが、強烈なミドルキック一発で逆転に成功。「壁どーんっ」と叫びながら帯広を思い切り壁にぶつける。しかし、過酷な攻撃に場内が「えー」という雰囲気に。


 観客のリアクションに「プロレスだろっ」と怒った田村はムキになって帯広を何度も壁に叩き避けると、容赦ないブーイングが田村にあびせられる。


 5分経過。田村のエースクラッシャーをすかした帯広が回転エビ固めで丸め込み、ドロップキック、さらにミサイルキックを放つ。

 帯広の地獄突きを防いだ田村がエースクラッシャーに成功。田村が打撃のコンビネーションからソバット、そして腕ひしぎ逆十字固めへ。


 なんとか腕をクラッチしてこらえる帯広。帯広がローリングしてうまく脱出したかに見えたが、田村の誘いだったのか、すかさず田村が腕固めに移行する。


 フィンガーロックもあわせて絞り上げると、帯広はたまらずギブアップ。田村が貫録勝ちをおさめた。


◆第2試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○星誕期(4分7秒、体固め)タノムサク鳥羽×
※右アッパー


 体格差があり不利だという鳥羽の主張により、両者がグローブをはめたグローブマッチとしておこなわれることになった。


 しかし、グローブをつけた星誕期が入場すると、鬼に金棒を与えてしまったようなムードに客席から早くもどよめきがおこり、グローブマッチを提案したはずの鳥羽本人が「こんなはずじゃなかった」とばかりに首をひねって苦笑する。

 試合前に、「何オンスだよ、それ」と抗議する鳥羽。そして「・・怖いよ」とポツリと本音をつぶやく。


 ゴングが鳴ると、星誕期の軽いジャブだけで、またもどよめく場内。フットワークで回る鳥羽だったが、星誕期のジャブで、早くも後ずさりしてしまう。


 なんとかパンチとローキックをあびせた鳥羽だったが、微動だにしない星誕期を見て呆然とした表情に。

 クリンチで鳥羽をつかまえた星誕期は、鳥羽を壁に押し込みボディへのアッパーを連発する。さらにボディアタックからボディスラム。そして体重をあびせてフォール。なんとか鳥羽がカウント2で返す。


 星誕期が上からパンチをあびせた際に、グローブが外れてしまう。星誕期がグローブをはめ直していると、観戦していたさくらから「鳥羽、チャンスだ。いけっ」と檄が飛ぶが、戦意喪失の鳥羽は逃亡の構え。


 それでも再び戻って対峙した鳥羽に、星誕期のヘビー級のパンチが乱打される。サンドバック状態の鳥羽。「ひでぇ…」と客席から声がもれる。

 しかし、星誕期のフックをかわした鳥羽が、カウンターの左フックで星誕期をダウンさせることに成功。ようやく反撃開始の鳥羽がキックをあびせフォールにいくが、カウント2。


 鳥羽のハイキックをガードした星誕期が、右ストレートで再び逆転。ここで星誕期は、鳥羽のボディへのアッパーブローを連発してフォール。


 カウント3が入り、星誕期の圧勝。グロッキーの鳥羽はマットに大の字となったまま動けなかった。


◆第3試合 6人タッグマッチ 15分一本勝負
○里歩&「ことり」&バッファロー(14分4秒、片エビ固め)円華&チェリー&初日の出仮面×
※そうまとう


 我闘雲舞初参戦となるバッファローが里歩&「ことり」とトリオを結成。里歩がIWAの3本のベルトを持って入場すると、バッファローが興味津々でそれをみつめる。バッファローが、元IWAジャパンという事情を知る観客から笑いがおきた。

 先発の円華とバッファローが迫力のある攻防。チェリーが入ると「ちょっと待ってお兄さん。いや、同い年のおじさん。クソシジイかかってこい」とバッファローを挑発する。「同い年なら、おまえ、クソババアだろ」とバッファローが的確なツッコミ。「コスチュームのリボンやめろ」「お前も角とかつけてんじゃねえ」など、しばし悪口合戦に。

 チェリーに投げられたバッファローがコーナー近くにくると、「ことり」が「チェンジっ」とバッファローに指示し「情けねえなあ」と怒る。「ことり」の勢いに、バッファローは「はい…」とおとなしくしたがう。


 里歩と「ことり」がガトムートレイン。観客はもちろんバッファローコールでバッファローにも加わるよう促すが、バッファローは「それ、5年前にも1度やって大恥かいたんだ」と頑なに拒否する。里歩と「ことり」のニコニコ印にもバッファローはまじらず、観客も、そして里歩と「ことり」も落胆の視線をバッファローに向ける。


 すると「ことり」が「ちゃんとやれよっ」とバッファローを怒鳴りつけ、アゴをつかんで、無理やりもう一回、ガトムートレインへ。「ことり」にたじたじのバッファローが今度はガトムートレインからニコニコ印もきめて、喝采をあびた。

 円華、チェリー、初日の出は「こっちが本家だ。ニコニコ日の出」というポーズをきめたが、しーんとしたうえにブーイングをあびる。


 その後は、里歩が相手チームの連係につかまる展開に。特にチェリーは反則三昧でブーイングをあびながら、活き活きと里歩を攻めたてる。

 里歩がなんとか「ことり」にタッチすると、「ことり」が3人に立ち続けに一本背負いをきめ「いっぽーんっ」というアピールで大拍手。チェリーは対抗して「どっこいしょ」と大外刈りから「いっぽーん。いえーい」とアピールするが、客席はしーんとする。見かねた円華が「もういい、替われ」とチェンジ。


 円華に回転エビ固め、払い腰をきめた「ことり」がバッファローにタッチ。バッファローは円華にブレンバスター、ギロチンドロップ、スリーパーからラリアットと攻勢。

 ネックブリーカーで反撃した円華が初日の出にタッチ。初日の出はバッファローにブレンバスターを狙うが、あっさり投げ返される。バッファローが里歩にスイッチして、試合は里歩vs初日の出に。


 里歩の窓からのフットスタンプは初日の出がカウント2で返す。里歩のそうまとうを初日の出がかわし、里歩はヒザを壁に自爆。日の出アタック、チェリーをおんぶしての日の出爆弾と初日の出が攻めるも、いずれもカウント2。

 残り時間2分となり、6選手が入り乱れる。里歩と「ことり」が中学生クラッチを初日の出にきめるが、円華がカット。円華とチェリーがバッファローにダブルブレンバスターを狙うが、逆に2人まとめてバッファローが投げ返す。


 初日の出がバッファローをブレンバスターで投げることに成功。しかし、つっこんだ初日の出にバッファローのラリアットが炸裂。


 ここですかさず試合権利のある里歩が、初日の出にそうまとうをきめ、カウント3。IWA三冠王者が快勝した。


◆エンディング


 田村が「このあとの夜の部にはヒートアップの兼平が出るのでよろしくお願いします。ボクは昨日の大会の処理が残ってるんで」と帰ろうとする。しかし、さくらに「帰る気?」と怒られ、夜の試合のレフリーをすることになってしまった。


 夜にはシングルマッチが決まっている里歩と初日の出が互いに火花を散らすと、同じく夜に6人タッグで当たる「ことり」とチェリーが舌戦を展開。チェリーが「紙コップを握りつぶすコップクラッシャーは私の芸だ」と、最近、紙コップをつぶす「ことり」にいちゃもんをつけるが、「ことり」はかまわずチェリーの身の前で紙コップをつぶしてみせた。

 バッファローは「久々の市ヶ谷参戦でしたが、実は会社が近くなので、またぜひ参戦したい」とコメント。


 そして最後にPumiの口から、スペシャルアナウンス。8月13日の後楽園ホール大会に、タイから総勢9名が来日することが発表された。