【試合結果】2014年10月12日(日)市ヶ谷チョコレート広場 | 我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

我闘雲舞(ガトームーブ)公式ブログ 

我闘雲舞の公式ブログです。

『Gatoh-Move Japan Tour・132』
2014年10月12日(日)
市ヶ谷チョコレート広場
観衆70人(超満員札止め)


◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○さくらえみ(5分55秒、片エビ固め)北沢ふきん×
※冷蔵庫爆弾


 ふきんは4月6日のデビュー戦以来、半年ぶりとなるさくらとのシングルマッチが組まれた。


 ふきんの握手にさくらが応じてゴング。ふきんはいきなり突っ込んでタックルのぶつかり合いとなり沸かせるも、そのあとはさくらのペースで試合が進む。


 さくらの弓矢固めを、ふきんはマットをつかんでこらえる。持ち上げることができず「恥かかせやがって」と怒るさくら。今度はふきんが弓矢固めの体勢に入ると、さくらはお客さんのズボンをつかんでこらえる。

 さくらえみ70キロをキャッチして落としたふきんは「今度こそっ」とアピールしてから、弓矢固めに成功。


 さくらのチョップとふきんのエルボーの打ち合いから、タックル合戦となるが、お客さんに押してもらって勢いをつけたさくらが打ち勝ち、ふきんを倒す。しかし、ふきんもさくらの壁アタックをかわして、タックルでさくらを倒し返すなど負けていない。


 ふきんのヒップドロップをさくらが防ぐと、ふきんは窓枠をつかんで勢いをつけた変形ヒップドロップに。ふきんの全体重がのしかかり、さくらも驚きの大ダメージでカウント2を奪う。

 勢いに乗ったふきんはさくらをボディスラムで投げる。しかし、2発目を逆にボディスラムで投げ返されると、さくらはさくらえみ70キロ。そしてダブルアーム式背骨折りを繰り出すが、ふきんはなんとかカウント2で肩をあげる。


 さくらは逆エビ固め。必死に逃げようとするふきんを中央に引きづり戻す。

 それでもなんとかエスケープに成功したふきんに、さくらは冷蔵庫爆弾をあびせ、カウント3。勝ち名乗りをあげたさくらがさっさと引き上げた後も、ふきんはダメージで立ち上がれなかった。


◆第2試合 シングルマッチ 10分一本勝負
△趙雲子龍(時間切れ引き分け)小仲=ペールワン△


 先週、もしさくらが三冠王座をペールワンから奪回していなかったら、三冠戦として考えていたという注目のシングルマッチ。2人の一騎打ちは8月のスポルティーバ、ラストナイト以来。


 まずは正統的なレスリングの攻防で魅せる。流れで場外乱闘となったあたりから試合が動き出す。ペールワンが趙雲の股間にキック。悶絶する趙雲。


 チョップをうちおろした趙雲が「今のは痛かったぞっ」と怒り、ジャンプして股間のダメージ回復をはかる。趙雲は「一皮むくぞっ」とアピールして、ペールワンのペイントを剥がす。

 ペールワンが再び趙雲の股間にキック。趙雲はダウンし、山田レフリーが「ノーちんちん」とペールワンに注意する。ペールワンは転んだ拍子に足が股間にぶっかってしまったアクシデントだということを主張。


 ペールワンがマットをはがしてしまい、床の上へのブレンバスターを狙う。趙雲がこらえると、ペールワンはそのまま床の上で足4の字固めを極める。お客さんの手をつかんでダメージを増大させるペールワンを山田レフリーが注意するが、ペールワンはお客さんのほうが勝手にやってることだとお客さんを怒るパフォーマンスを繰り返す。

 足4の字固めをかけられたまま趙雲がマットをつかんで戻し、選手もレフリーもマットの下に隠れてしまう。マットがもぞもぞと動くのを見守る観客。

 すると趙雲がマットから這い出てくる。チャンスとばかり、窓からチャイニーズ・ボムズアウェイを放ちマットをはがすと、そこにはグロッキー状態の山田レフリーが出現。

 ペールワンが地獄突きから、趙雲の顔面を壁や窓枠に叩きつけてフォールにいくが、山田レフリー失神のためカウントが入らない。趙雲がカンフーキックからフォールに入ったところで、ようやく山田復活もカウントが遅い。


 残り時間2分。趙雲が天井の鉄骨にぶら下がり、ペールワンに攻撃を加えると、ペールワンも対抗して鉄骨にぶら下がり、両者が鉄骨にぶら下がりながらチョップ合戦といういまだかつてない攻防が繰り広げられる。

 趙雲が「危ないからやめよう」と先に下りるが、ペールワンはそこで趙雲にからみつくと高角度回転エビ固めに入り、カウント2。


 残り時間1分。趙雲のダイブを足を延ばして剣山でガードしたペールワンが座禅クラッチ。あわやというカウントだったが趙雲がなんとか返す。

 残り時間が少なくなり、両者、めまぐるしい技の切り返し。ペールワンがクロスフェースをきめるが、趙雲がそれをスクールボーイで切り返しフォールに入ったところでタイムアップのゴングが鳴らされた。


 決着ならなかった両者だったが、試合後は爽やかに握手を交わす。ただし、レフリーに指摘され、趙雲は鉄骨での攻防で壊してしまったコードや旗の修復を命じられた。


◆第3試合 タッグマッチ 15分一本勝負
○「ことり」&里歩&帯広さやか(12分26秒、バードリッジ)米山香織&円華&初日の出仮面×


 翌日のIWAジャパンでもトリオを結成する里歩&帯広&「ことり」。IWAジャパンでは河童姉妹と試合をするため、今日はいわばYMZの3人が“仮想河童”と位置付けられる。


 そのため、YMZは河童の帽子をかぶって登場。しかし、嬉々としている米山と初日の出に対して、浮かぬ表情の円華。こんなバカなことにつきあってられないとばかり、不機嫌そうにすぐに河童の帽子を外してしまう。客席からブーイングが飛び、米山と初日の出も悲しそうな表情をする。

 先発は円華と「ことり」。YMZのチグハグをつかんばかりの、鮮やかな先制攻撃を「ことり」がみせて円華を翻弄する。


 米山vs帯広になると、米山のYMZコールに帯広もついつい反応してしまう。YMZは帯広に裏切るよう勧誘するが、帯広は「我闘雲舞の血も流れているのです」と拒否し、米山にダブルチョップをあびせて倒す。


 我闘雲舞軍はガトムートレインから3人によるニコニコ印をきめる。コーナーでつられて初日の出が初日の出ポーズを一緒にやっていて円華に注意される。

 「ことり」が米山を攻め込むが、円華が背後からポローンとウクレレを鳴らす。なにごとかと「ことり」が振り向いたスキに米山が逆転成功。

 米山と初日の出が「YMZっ!」とポーズ&コールでアピールしながら地獄突きを「ことり」にみまう。しかし、続いて円華が「YMZっ!」と地獄突きを放つと、「ことり」にかわされ米山に誤爆してしまった。

 そのあとは「ことり」がYMZの連係につかまりローンバトルという展開に。円華のオクラホマスタンピードからのボストンクラブ、初日の出の初日の出エルボー、米山のモンゴリアンチョップと「ことり」に次々とあびせられる。


 「ことり」は一本背負いを米山に仕掛けようとしたが、米山にこらえられる。すると、ここで「ことり」は米山の頭の河童の皿をたたく。なぜか米山が必要以上にダメージをうけたところ、「ことり」が一本背負いに成功し、ようやく帯広にタッチ成功。

 帯広は地獄突きをYMZの3人に乱れ打ち、米山にハーフハッチを放つ。帯広マジックは米山につぶされ、替わった円華とチョップ合戦となるが、きれいなドロップキックをカウンターで放ち円華を倒す。


 チェンジした里歩も円華にジャンピングニー、パロスペシャル、とびつきウラカンラナと攻めたてる。くるくるリボンは円華につぶされるも、ダイビング・フットスタンプを円華の腹に落としていく。

 10分経過。里歩が走りこんだところ、円華はカウンターでボディスラムに叩きつけ、初日の出にタッチ。初日の出が御来光キックを放ち、吹っ飛んだ里歩が「ことり」にチェンジすると、「ことり」は飛び込みざまにドロップキックを放つ。


 初日の出のパンチを全て見切ってかわした「ことり」が、窓からクロスボディ。続いて初日の出の片腕を取って絞め上げるが、円華がカットに入る。

 ここで初日の出が米山を抱え上げて、米山がクロスチョップを次々にみまう。さらに米山をおんぶした状態の初日の出が「初日の出爆弾っ」と「ことり」に2人分の体重をプレスする。帯広のカットが間に合い、カウント2。

 初日の出が初日の出カッターを狙うが、「ことり」が回転エビ固めに切り返す。バードリッジは初日の出がこらえ、初日の出は再び御来光キック。


 ここで円華がウクレレを持ち出し、初日の出が捕えた「ことり」に窓からウクレレを振り落とす。しかし「ことり」がかわし、初日の出にウクレレが直撃してしまう。

 すかさず「ことり」がバードリッジをきめ、カウント3。翌日の河童戦に向け、我闘雲舞トリオが幸先良い勝利を飾った。


◆エンディング


 ふきんが半年ぶりだったさくらとの試合についてコメントすると、さくらは、次回の市ヶ谷大会ではアントーニオ本多とふきんのシングルマッチを発表。こちらも、約半年ぶりのシングルマッチとなる。


 米山と初日の出は相変わらず河童にノリノリ。円華は冷ややかな態度を崩さず、YMZに不協和音が漂う。さくらも「そんな円華さんにはYMZでなくシングルで頑張ってもらいましょう」ということで、板橋大会の円華vs忍を発表した。

 帯広は前日のLLPW-X両国大会で、入場の時、里歩が手を握ってくれたという温かいエピソードを披露するも、里歩は「帯広さんが勝手に手を握ってきただけ」と否定。そんな里歩は「今日、仮想河童にも勝ったし明日のIWAジャパンの本番でも勝つつもり。でも、さくらさんのほうは大丈夫なんですか」とさくらをやんわり挑発。


 IWAジャパンの三冠戦、さくらえみvsさくらえびでさくらが防衛に失敗した場合、板橋でのさくらvs里歩がノンタイトルになってしまうため、里歩が「負けたらどうするんですか」としつこくきくと、さくらは「やる前から負けること考えるやつがいるかっ」と里歩に張り手。しかし、よけられ、逆に張り手を食らってしまった。

 また、板橋で里歩はさくらとのシングル、趙雲が光留とのシングルが決まっていることから、お互いにシングルマッチで力試しをと、次回の市ヶ谷では里歩vs趙雲のシングルマッチがおこなわれることに。趙雲が「光留クンをよく知る人物」と里歩について語り、里歩がなんとなく仮想光留ポジションとなる。


 「ことり」が「両国はセコンドとしてさくらさん、里歩さん、帯広さんを見ていて、うれしいけど悔しい気持ちもあって、自分もそこに立ちたいと思った」とコメントすると、さくらは「そんな「ことり」にも来月、大きなチャンスがあります」。


 11月にタイで初の道場マッチ以外の我闘雲舞興行があるが、そこに「ことり」がさくらと一緒に遠征することが明かされる。さらにタイに行く前、板橋では「ことり」はSareeeとのシングルマッチが決定した。

 最後は、観戦に来ていた帯広の中学時代の同級生のため『さやか応援歌』をさくらが歌い、そして帯広のセンター曲『スイミー!』でしめくくった。