ツール・ド・美ヶ原に初参戦しましたので、そのお話。

 

大会概要

https://matsumoto-hc.com/

 


美ヶ原と乗鞍、2つのヒルクライムがシリーズになっています。

 

今年の計画

去年初めて参加した3つの自転車のイベント、

  • グランフォンド小諸(ロングライド)
  • 筑波99分耐久(エンデューロ)
  • 箱根ヒルクライム(ヒルクライム)
それぞれ性格の違う3つのイベントに出て、色んな側面に触れました。
 
何事も初めましてだった去年から今年に臨む上で、
前年参加した3つのイベントは全て性格が違ったことから、
今年は自分の進捗がもう少し分かりやすくなるよう、参戦するイベントの種類をまとめたいという考えから、
登りに絞るかという話に。

で、スケジュール的な都合も踏まえて、
  • ツール・ド・美ヶ原(6月)
  • 乗鞍ヒルクライム(8月)
  • 箱根ヒルクライム(10月)
の3つに出る計画としました。
 
ちなみに後ほどツール・ド・エコパ(5月、エンデューロ)とシマノバイカーズフェスティバル(7月、ロングライド)も追加したものの、
ツール・ド・エコパは新型コロナウイルスに感染してDNSという憂き目に。
 
余計な色気は出すなということか……
 
結局登るイベント目白押しなシーズンになりました。
 
 

エントリー後

参加書類と一緒に面白いものが。
※写真下手かよ
 
松本市内の施設のタダ券が6枚ついてました。
あとは、今回のスタート地点にある浅間温泉の2つのお風呂の割引券も入っています。
 
自転車のイベントは観光パンフもセットなのはあるあるですが、今回はラッキーですね。
これは前日観光もなるだけ遊びたいなと思いました。
 
 
前日:松本観光
 
松本城
噂に違わぬ立派なお城でした。
城郭が立派!
豊臣方の城って多分初めて。
さすが現存天守だけあって、渋くていいですね。
 
松本市美術館
草間彌生の美術が見られると聞いていたのでここもマストで行きたい場所でした。
お目当てのもの以外にも、松本市ゆかりの書道家上條信山・洋画家田村一男のコレクション展をやっていて、
松本との結びつきを感じつつ、芸術そのものとしても活き活きしていて、見ごたえがありました。
市民展もちょうどやっていて、それも同じようにバラエティもあり活力もあり、
すごく印象的でした。
 
エントリーは松本市野球場にて。
機材・ウェアの物販、大会記念グッズ、あとはアミノバイタルのブースがありました。
アミノバイタルといえば補給食、いつもお世話になってます。
 
友達と合流した後、当日のコースを車で上がりました。
 
こいつはやべえ、空向いて登ってくやん……
最初の激坂とか暗峠みてえだ、と恐れ慄くのでした。
 
前日試走?してる人たちも多かったです。
どんだけ元気なのよみんな……
 
 

これまでの反省を活かして

先日、富士スバルラインを走ってきました
当初は富士ヒルも参加したいと思っていましたが、エントリー峠越えられなかったのよね……
次の週に同じコースを走りました。
距離と獲得標高は今回と似た感じで、その下準備的な側面もあったわけですが、
序盤からさっぱり登れず、一緒に走った友人からかなり遅れを取りました。
 
反省点として
  • アップ不足、一気に脈が上がり呼吸が苦しくなる
  • ある程度負荷がかかる中パワーを掛け続けられない(乳酸が溜まって足が焼けるイメージ)
  • 上半身、体幹が弱くて自転車の推進力を逃がしてる
みたいな不足があったので、
  • スクワットと体幹トレーニング色々
  • ロード乗る時は心拍150〜160ぐらいのゾーンで淡々と長時間走る(乳酸の処理能力を上げる狙い)
  • 加えて、かねてからの踏む癖を直すためにケイデンスを高めて回す走り
このあたりを意識して毎日・毎週のトレーニングを行いました。
 
ヒルクライムとかレースやってる人からしたら「当たり前じゃん?」ってレベルの話にばかりかもしれませんが、
まともにレースイベントやってこなかった人間なので、これすら取り組んではいませんでした。
速くなりたいってマインドが働かないので、あちこち見直して鍛えようってならなかったんです。
 
アップ不足の所は今まで何も考えず大会に参加していたので、今回は当日のスケジュールも予めちゃんと決めました。
 
ウォームアップ・スケジュール、それぞれYouTubeとかネットの記事からまとめた感じです。
 
スケジュールは泊まる会場からの距離とか、あとは気候にもよりますよね。
同じ理由でアップの時間と強度も変えないといけないので、そのあたりは経験積むしかないのかな……
 
自分としても、これが正解かはまだ判断は出来ていません。
ただ、今回はわりとうまくいきました。
 

本番

スタート地点の景色。
 
https://strava.app.link/rLvYm9EySKb
 
ゴールの景色。
 
 
鬼だな!
 
以下は走ってみての感想です。
(GoProとか持ってないので、道中の写真がないです。)

温泉を抜けた最初の激坂、斜度20%近くのポイントはまっすぐ登れないほどです。
(危ないので)もちろん後ろにライダーがいない時だけですが、ジグザグ斜めに進むしかありませんでした。
 
 
ちなみにトップクラス以外の年代別は、決められたウインドウの中の好きなタイミングで出発できます
序盤の登りで詰まるのを回避するため、少し間を空けて出発しました。
混み合ってる中だとラインに自由度なくて登れなさそう。
 
 
あと、坂がきつすぎると感覚が麻痺しますね。
斜度が10%を切ると楽に思えます(笑)
普通に心拍も下がって呼吸が整えられました。
 
 
箱根ヒルと比べると、序盤から緩むタイミングと登りがキツくなるタイミングがかわるがわる来るコースで、走りにもメリハリが求められます。
例えば最初は、激坂区間を過ぎると美鈴湖に向かって下る部分があります。
ここで息を整えるのはそうなのですが、
下りも単に休むのではなく、普通に回さないとタイム稼ぐのは無理そうですね。
 
 
最後の平坦~下りの高原セクションでは、霧(というか雲?)に包まれました。
遠くも見えず横風にもさらされる中でしたが、限界を迎えつつある身体にムチを入れ全力で漕ぎました。
終わりが近かったのと、ゴール前の1kmだけは登り返しがあるのがわかっていたので、
最後に力尽きる前に走れるだけ走ろうと考えました。
結果的には、これでよかったと思います。
 

振り返ってみて

トレーニングの成果は感じました!
脚と体幹の強化で、登りを腰入れてグイグイ進めました。
ケイデンスも今までよりは高めで走れた印象です。
 
下りは、自転車の恩恵が強そう。
抵抗少なく進む感覚があります。
エアロ様々ですね。
 
めちゃめちゃしんどかったけど、自分の全てをぶつけられた感じはあり、楽しかったという感情が一番でした。
 
松本は再来月、乗鞍ヒルクライムで再び訪れます。
 

ちなみに

ゴール地点にあったジオラマ
 
これ登ったとか、やっぱ正気じゃねえ。