観戦記2932 Dynamite USA ブロック・レスナーvsキム・ミンス | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD観賞》

 

ジョン・シナの2026年に引退、復帰したCMパンクのカリスマ性、ファンの後押しを受けるコーディ・ローデス、この3人によるトリプルスレットマッチになるのでは無いかと噂されている、4月19日&20日にラスベガスのアレジスアントスタジアムで開催のWWEレッスルマニア。50代の私はプロレスから格闘技に入り(昔はプロレスと格闘技が同じ雑誌に載るというのも変では無かった。)アントニオ猪木の異種格闘技戦などは、とんでもない事が起こるワクワク感が凄かった。

アントニオ猪木さんは引退後により格闘技路線を強め、PRIDEでの立ち位置や‘猪木ボンバイエ‘などの格闘技大会を開催した。また、中邑真輔選手や永田裕志選手、ケンドー・カシン(石沢常光)そして、藤田和之選手などのアマレスの有力選手からプロレスラーになった選手を、猪木イズムの遺伝子として上手く使い上手くプロレスと格闘技の間を生きた。

新日本プロレスは1974年からブラジルのバーリトゥード選手であるイワン・ゴメスと交流を持ち、イワン・ゴメスとウィリアム・ルスカが対戦したりイワン・ゴメスも新日本プロレスでプロレスをしながら若手に技術を教えた。

格闘技への‘憧れ‘があったように感じるアントニオ猪木は、アマレスでNCAA王者~プロレスではWWEでアッという間にトップに立ったブロック・レスナーには自身が考えるプロレスラー像を投影しているように思えた。

 

ブロック・レスナーは5歳からレスリングを始め、高校では1998年NJCAA王者~ミネソタ大学時代に進学し、1999年NCAA準優勝~2000年は王者になるなど、NCAAディビジョン.1で2度オールアメリカンに選ばれ通算106勝5敗。

 

世界最大のプロレス団体のWWEと契約し、2002年にメジャーデビューし当時の最年少王者になる(日本公演でも生でF5を観ました!)2005年に突如WWEを退団~アメフトに挑戦~新日本プロレスに参戦。

 

そして、2007年6月にDyamaite.USAでMMAデビューとなり対戦するのが韓国のキム・ミンス!

 

1975年1月に韓国の京畿道で生まれた‘ミスターシャーク‘キム・ミンスは、9年連続で韓国代表になる柔道家。1996年アテネオリンピックでは、95kg級で銀メダルを獲得。

2004年にSpirit MCでMMAデビューして、ジン・ホー・ヤングを3RにTKOで降す~2005年3月にHERO‘Sで、ボブ・サップに1RでKO敗け~7月のHERO‘Sでも、レイ・セフォーに2RでKO敗け~11月のHERO‘S韓国大会で、ショーン・オヘアに1Rで1本勝ち~2006年3月のHERO‘Sで、山本宣久選手に2Rで1本勝ち。

 

8月のHERO‘Sで、セーム・シュルトに1Rで1本敗け~10月のHERO‘Sでは、ドン・フライに2RでKO敗け~2007年3月のHERO‘Sでも、マイティー・モーに1RでKO敗け。

 

191cm130kgの身体で凄まじいスピードととんでもないバネを秘めた、この時点で30歳になる寸前のブロック・レスナー!MMAで8戦している、やはりアマチュアエリートのキム・ミンスがアメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルス・メモリアル・コロシアムで激突!

 

2007年6月2日 Dynamite!!USA ブロック・レスナーvsキム・ミンス

 

ブロック・レスナー デビュー戦 NCAAディビジョン.1王者

 

キム・ミンス 3勝5敗 アトランタ五輪95kg級銀メダル

 

1R、打ち気に逸るレスナーに、キムは廻りながらインロー!

 

しかし、レスナーは蹴り足を取りながらタックル!

 

マウントを奪ったレスナーが殴る!キム・ミンスは、なんとか密着して防ごうとする

 

キム・ミンスはハーフガードも、レスナーは殴りまくる!

 

レスナーは足を抜きにいきマウント!キム・ミンスは必死にしがみつく

 

しかし、レスナーが顔を押さえつけるように空間をつくり拳を叩きつける!

 

なにも出来ないキム・ミンスに、ダメージは少なそうだがレフリーが止めに入る!

 

見事にブロック・レスナーが、1R69秒でTKO勝ち!レスナーは流石のタックルを魅せ、上になってからのスピードある動きは幻想を魅せさせてくれる。レスナーは 『大学在学中に初めてMMAの試合に出場しようと思っていた。カリフォルニア州ラッセンでサマースクールに参加した時に、ライオンズ・デン(ジム)でトレーニングしていた人に出会う機会があったんだ。そいつらがオレのためにネバダ州リノで試合を組んでくれたんだが、もし試合に出場して賞金を貰ってしまうとNCAA(全米大学体育協会)でレスリングの試合に出場できなくなってしまうことを考えて欠場した。でも19歳から20歳にかけて、短期大学で柔術を学んでいたよ。誰も俺に興味がないと思っていた。それがどうだ。今は難しい状況にいる。プロレスで活躍し、NFL(アメリカンフットボール)も経験した、世界中の人間がオレのことを知っている。誰が俺のことを真面目に受け止めるんだ? 誰も知らない場所で一からやり直すしかないのか? それが無理なのは俺が有名だからだ。ジ・アルティメット・ファイター(TUF)に初めて出場したファイターよりも地位がある。さあどうしよう!?まずはオレの活躍をサポートしてくれる団体を見つけて、そこからどうなるかは後で考えるとする。とにかく人の顔面を殴れることが嬉しかったんだ。天国にいる気分だった。すぐ終わったように感じたな。69秒が5秒に思えたよ』 と話す。

そしてブロック・レスナーはUFCと契約し、8ヶ月後のUFC81で元UFCヘビー級王者のフランク・ミアと対戦 『観戦記162』 タックルからのパウンドで攻めるが、ミアの膝十字に1本敗け。

 

★キム・ミンスは4ヶ月後にHERO‘S韓国大会で美濃輪選手に1RTKO勝ち 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村