観戦記2374 WBAスーパーフェザー級王座戦 アルベルト・マチャドvsアンドリュー・カンシオ | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

日曜日(現地5月7日)WBAライトヘビー級王者のドミトリー・ビボルに、4団体統一スーパーミドル級王者のサウル・アルバレスが挑んだ1戦は‘確かにこのパターンはある‘という敗け方でアルバレスが判定負け。再戦条項が契約にあるらしく、9月にビボルと再戦の話が盛り上がっている。しかも、ビボルがスーパーミドル級に落としてアルバレスの4本のベルトに挑戦も!?なんて記事が出ているぐらい、やはりボクシング界をしょって立つスターの‘カネロ‘アルバレスの話題は尽きない。そうなると・・・・4月に村田諒太選手を9RにTKOで降した、WBA&IBFミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキンとの3度目の対決は無いのだろうか!?

もうミドル級には落ちないだろうサウル・アルバレスだが、ゲンナディ・ゴロフキンとの2戦のPPV件数は130万件 『観戦記1370』 と110万件 『観戦記2140』 というフロイド・メイウェザー戦の220万件 『観戦記578』 という別格以外では100万件を超えたドル箱カード。それ以外では、2017年5月のフリオ・セサール・チャベスJr戦が 『観戦記1341』 メイウェザー戦以来の100万件突破。2015年11月のミゲール・コット戦のメキシコvsプエルトリコとなる1戦はPPV90万件を売り上げた。

かつては、サルバドル・サンチェスvsウィルフレド・ゴメスなどメキシコvsプエルトリコは熱い激戦が多い。サンチェスvsゴメスはフェザー級での歴史に残る1戦だが、スーパーフェザー級でもプエルトリコvsメキシコ(国籍はアメリカだが)の1戦が両国からの移民が多いカリフォルニア州で!

 

1990年9月にプエルトリコのリオ・ピエドラスに生まれたアルベルト・ジョスィー・マチャド・ベルチェリは、El Explosivo(爆薬)の異名を持ち10歳からボクシングを始める~アマチュアでは国内大会で何度か優勝をして、2012年11月に22歳でデビューしてアレックス・ナサリオに3RでTKO勝ち~さらに7連勝5KOして、2014年11月にアルビン・トーレスを2RにTKOで降しUSNBC全米スーパーフェザー級王座を獲得。

2015年3月にも、へアン・ハビエル・ソテロを1RにKOして初防衛に成功~さらに5連勝を総て2R以内にKOして、2017年4月にファン・ホセ・マルチネスを1RにTKOで降しNABO北米スーパーフェザー級王座を獲得。

8月には、NABA北米スーパーフェザー級王者のカルロス・モラレスとの統一戦を大差判定で降しNABO北米王座の初防衛とNABA北米王座を獲得~そして、10月にWBAスーパーフェザー級スーパー王者のジェスレル・コラレスに挑戦して8RにTKO勝ちして王座獲得(コラレスは体重超過していて勝っても王座空位)

 

2018年10月に、WBA9位のユアンデール・エバンスを1RにKOして2度目の防衛に成功 『観戦記2227』

 

そして3度目の防衛戦の挑戦者は、WBA8位のアンドリュー・カンシオ!

 

1988年10月にアメリカのカリフォルニア州ブライズに生まれたアンドリュー・アンソニー・カンシオは、メキシコ系の両親を持つ~2006年3月に17歳でメキシコにてデビューも、ファン・ベラスケスとドロー~その後も8勝8KO1分も、2008年7月にカルロス・ビナンに判定負け。

2009年2月に再起して、ハイメ・オランティアに3RでKO勝ち~5連勝2KOするも、2012年9月にロジャー・ゴンザレスに判定負け~2013年7月にジェリー・ベルモンテスに判定勝ちも、2015年12月にレネ・アルバラードに8RにKO勝ち~2016年3月にも、元WBAライトフライ級&元WBAスーパーフライ級王者のウーゴ・カサレスに3RでKO勝ち~9月にジョセフ・ディアスのNABF北米フェザー級王座に挑戦も9RにTKO負け 『観戦記1395』

 

1年7ヶ月空けて、2018年4月にアイダール・シャリダイエフを10RにTKOで降しWBAインターコンチネンタルスーパーフェザー級王座を獲得~8月にも、ダーダン・ゼヌナジを判定で降す。

 

スーパーフェザー級で178cmの身長を誇るマチャドに、10cm低い168cmのカンシオが初の世界王座挑戦で王座を掴めるか!?リングサイドには、WBAスーパーフェザー級王座挑戦権を持つレネ・アルバラードが見つめる!

 

2019年2月9日 WBAスーパーフェザー級王座戦 アルベルト・マチャドvsアンドリュー・カンシオ

 

アルベルト・マチャド 21勝17KO無敗 3度目の防衛戦

 

アンドリュー・カンシオ 19勝14KO4敗2分 WBA9位

 

1R、いきなりカンシオがガンガン入っていく~マチャドも廻りながらパンチを合わせる!

 

カンシオが止まらない!廻るマチャドを詰めていき右!

 

カンシオが低く入っていく~マチャドが左アッパーを合わせる!カンシオはダウン!

 

立ち上がったカンシオにマチャドが振っていくも、カンシオもパンチを合わせて押し返す!

 

2R、カンシオは、ダメージを感じさせずに前に出て打つ~マチャドはガードを固めながら廻る

 

動くマチャドに、カンシオは頭から突っ込んでアッパーをマチャドのガードを割って入れる!さらに連打!

 

3R、手数多いマチャドに、カンシオは気にせず突っ込んで振り抜いていく~左フック!効いた!

 

カンシオが攻める~マチャドは、必死にガードしながら廻り耐える

 

4R、やはり突っ込むカンシオも、マチャドの廻りながらの右にパンチが出てこない

 

しかし、カンシオは中に入ると打ちまくる~マチャドは捌けなくズルズル下がる!カンシオの右ボディーでマチャドはダウン!

 

立ち上がったマチャドだがダメージある~カンシオが走っていきボディー!

 

ボディー連打を喰らい完全に腰が引けてるマチャドは、直ぐにヒザをついてしまいダウン!

 

なんとか立ち上がったマチャドだが、まったく動けずカンシオがボディーで仕留めにいく!

 

メッタ打ちのカンシオに、レフリーは走って止めに入る!

 

見事に4RにKO勝ちで、アンドリュー・カンシオが新WBAスーパーフェザー級王者!凄まじい打撃戦で、いきなりダウンを奪われたカンシオだったが3度ダウンを奪い返しての王座奪取に苦節13年の想いが爆発。スコアカードでも1Rはダウンを奪われて8-10も、2R&3Rは、カンシオがペースを握り10-9でジャッジ3者とも3Rが終わった時点でイーブンの採点だった。

これでカンシオの初防衛戦は指名挑戦権を持つWBA1位のレネ・アルバラードかと思われたが、マチャドと再戦条項があったみたいで激戦のPART2は4ヶ月と2週間後の6月21日に同じカリフォルニア州のファンタジー・スプリング・リゾート・カジノで開催される。この試合でアンドリュー・カンシオは75,000$(820万円)アルベルト・マチャド20万ドル(2,200万円)を稼ぐ。

 

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