《本日のTV鑑賞》
私は東京ドームでの長州力選手、アントニオ猪木さんの引退試合を生観戦しました。アントニオ猪木さんの‘カウントアップか?‘と、まで言われた引退カウント興行もあり「どうせ復帰するだろう」と揶揄されていたが話題を常に振り撒きつつも完全に引退。片や、当時の新日本プロレスの現場責任者だった長州力選手は1998年の1月に引退したものの、2007年7月に大仁田選手と電流爆破マッチで復帰~そして、いよいよ2019年中に完全な引退を示唆する。
プロレスの場合「引退」が商売道具になっている場合が多々あるが、格闘技だとダメージの蓄積や、所属する団体やジム、生活環境など様々理由で引退し復帰は少ない。
‘爆腕‘大月晴明選手は、1999年10月に全日本キックでデビューし爆腕の猛威を振るう~デビュー戦から2005年1月まで14連続KO勝ちを含む18勝16KO無敗!その中には立嶋篤史選手、増田博正選手 『観戦記156』 大宮司進選手 『観戦記690』 花戸忍選手 『観戦記110』 小林聡選手など名選手名王者ばかりで、ベルトも全日本キックライト級王座、WPKC世界ムエタイライト級王座を獲得。
しかし、そこで一旦燃え尽きてしまったのか怪我もありブランクをつくる~2005年12月にタイでの復帰戦はチョンレック・ゲオサムリットに2Rにヒジでダウンを奪われ、さらに4Rにヒザで2回ダウンを喰らわされTKO負けで初黒星。その後も爆腕を振るうが増田選手にリベンジされたり、代々木体育館での60kgトーナメント決勝で山本真弘選手に判定負け。2015年5月のK-1 60kgトーナメントでは新日本キックの松本芳道選手(その後ボクサー)に判定負け~1週間後にタイでタイ人と闘い1RでKO勝ち。
そして3年半のブランクがあり、お子さんが生まれたり生活環境が色々と変わったりしてこのまま引退も考えたでしょうが・・・・・
まもなく40歳になろうかという、2013年11月のKrush34で平塚大士選手戦を相手に電撃的に復帰!まったく錆ついてない爆腕で1RにKO勝ち 『観戦記641』 12月には、元シュートボクシング・スーパーフェザー級王者の及川知浩選手の引退試合を延長7Rで判定勝ち~12日のインターバルで1月のKrush.37に参戦し、青津潤平選手を延長判定2-1で勝利 『観戦記692』 そして、2014年5月のKrush.41で60kg級王者の板橋寛選手に挑戦し大激闘の判定勝ちしなんと王座栄冠 『観戦記798』
その後も、日本キック、Krush、新日本キックで爆椀を発揮し連勝を重ねて、復帰のキッカケになった 『戦いたいヤツ、俺が倒してあげなきゃいけない』 と語っていたヤスユキ戦に辿り着く 『観戦記1004』 凄まじく痺れる1戦を3RにTKO負けし 『2年前に練習を初めて、今年いっぱいがリミットだったんで、生活もありますし、41才になってずっとキックボクシングやってられないんで。勝って行くことができたんで、運もあったんで、こういう運命だったのかなと思っているんで、早くもないし遅くもないし、この時期がベストだと思いました』 と引退を口にする
しかし、まだまだ燃え尽きていなかった!2015年3月には NO KICK NO LIFEに参戦するが、前口太尊選手にヒジで切られ3RにTKO負け~4月には蘇我英樹選手の引退試合で再戦し3RにTKO勝ち~10月はアイルランドでセーン・クランシーとISKAムエタイ・インターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦を3Rに反則勝ち。
そして、12月にKNOCK OUT VOL.0に参戦し日本人キラーでヤスユキ選手にも勝利しているスターボーイ・クワイトーンジムをわずか45秒でKO 『観戦記1245』
2017年3月のホーストカップで辻出優翔選手に1RでTKO負けするが、10月のKNOCK OUT VOL.5では元新日本キックライト級暫定王者の中尾満選手を1RにTKO勝ち 『観戦記1435』
そして、2017年を締めくくるKNOCK OUT初のビックマッチ!両国国技館大会で闘う相手は!
WPMF世界スーパーフェザー級王者の町田光選手!町田選手は、なんとプロレスラーで一昨年に亡くなられたハヤブサさんに憧れFMW入りを目指すが身長が足りず高校に進学~しかし高校で漫画 「あしたのジョー」 に影響されてボクサーを目指しプロライセンスを取得。しかし、高校卒業後に仕事が忙しくボクシングでプロデビューは断念する~K-1MAX最盛期に影響され仕事を辞めて橋本道場でキックボクサーを目指す。2007年10月、20歳の時にMAキックでデビューするも布施将人選手に3RにKO負け~その後は金子優選手、梶田義人選手に連勝も木村基樹選手に不戦敗~2009年5月に佐藤琉選手にKO負けはあるものの、ハチマキ選手、清水友希選手、矢野浩司選手、NJKFで凌太選手、M-1でTOMOHIKO選手、高橋幸光選手、藤澤大樹選手、ビックバンで青津潤平選手、M-1でKING皇兵選手などに勝利する。そして、2011年2月にMA日本スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝で佐藤琉選手を5RにTKO勝利~5月の決勝でRIOT選手を1RにKOして、MAキックスーパーフェザー級王座を獲得。7月にデンサイアム・ルークプラバーツに判定負け~岩井伸洋選手に勝利、宮越慶二郎選手とドロー、木村天鮮選手に3RにKO勝ちも、カノンスック・ウィラサクレックとはドロー。そして、2012年9月に中須賀芳徳選手のWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座に挑戦も判定負けで王座獲得ならず~11月のK-SPIRITではRIOT選手にリベンジされ敗退。さらに、2013年1月には狂平選手に4RにKOされMA日本スーパーフェザー級王座から陥落~4月のREBELS.15では不可思選手とドローも、5月のM-Fightで藤牧孝仁選手を判定で降しWPMFスーパーフェザー級王座を獲得~7月のREBELS.18で60kg級王座決定トーナメント準決勝を皇冶選手に判定勝ち、10月、REBELS.21での決勝も不可思選手に判定勝ちし王座栄冠。12月にINNOVATIONで竜誠選手を4RにTKO勝利~REBELS.23&25でも外国人選手に連勝するが、2014年4月のREBELS.26でヤスユキ選手に4RにTKO負け~再起2連勝し、10月のREBELS.31でSHIGERU選手に判定勝ちしREBELS60kg級王座の初防衛に成功~12月に狂平選手を判定で降し、INNOVATIONスーパーフェザー級王座を獲得
2015年2月にNJKFで悠矢選手に判定負けも、7月のREBELS.37で郷州力選手に判定勝ちしREBELS60kg王座の2度目の防衛に成功~9月のINNOVATIONでナーカー・ゲーオサムリットを4RにTKOで下しWPMF世界スーパーフェザー級王座を獲得~しかし、12月のINNOVATIONで高橋幸光選手に3RにTKO負けでリベンジされる~2016年3月のNO KICK NO LIFEで森井選手に4RでTKO負け~6月に浅川大立選手に判定勝ちしINNOVATIONスーパーフェザー級王座の初防衛に成功~8月のREBELS.45で野辺広大選手に判定勝ち
10月に元ラジャダムナンスタジアム・フライ級王者のマープラローン・ソー・ブンヨンヨットにダウンを奪われるも逆転の判定勝ちでWPMF世界スーパーフェザー級王座の初防衛に成功~11月のREBELS.47で、イリアス・エナッシとBLADE61kg級王座決定戦で対戦も判定負けで王座獲得ならず~2017年2月にKNOCK OUT.VOL1で山口侑馬選手に3RにKO負け~しかし、6月のKNOCK OUT.VOL3でのライト級トーナメント1回戦でDJ.taiki選手に判定勝ちして連敗を止める
しかし、町田選手の怪我もあり準決勝の森井洋介選手との試合は延期される~10月のKNOCK OUT.VOL5で対戦するもヒジで切られ2RにTKO負け
そして町田選手は引退を示唆するが・・・・11月のファンイベントで現役続行を宣言して、憧れと語る大月選手と対戦!復帰後は黒星が多くなってしまった大月選手だが、闘いぶりはより熱く、涙が出てくる試合が続く大月選手が44歳で爆腕を魅せれるか!?
お互いに1度は「引退」を口にするが覚悟を決めての1戦」が大舞台での1試合目で!
2017年12月10日 KING OF KNOCK OUT両国大会 大月晴明vs町田光
大月晴明 40勝28KO9敗 WPKC世界ムエタイライト級王者
町田光 31勝10KO14敗3分 WPMF世界スーパーフェザー級王者
1R、町田選手がミドル~大月選手はローを返す
大月選手が、独特な構えから一気に踏み込みボディー~左フック
町田選手が前に出て細かくパンチを当てていく~飛びヒザ!
公開採点はジャッジ3者とも10-10
2R、大月選手から攻めていく!フェイントをいれながらローからパンチ!
町田選手もガードをしっかり上げて前に出て左フック!右!左!
大月選手は、ローからボディーを当てなから左フック!町田選手もヒザで押し込む!
大月選手が上下にパンチを打ち分け押し返す!
公開採点は、またもジャッジ3者とも10-10
3R、町田選手が出るが大月選手を被せる!ボディー!
大月選手の右!町田選手はロープまで吹っ飛ぶ!しかし町田選手はヒザがイイ!
大月選手が右!町田選手は、ボディーを打たれてもガードを下げず左フック!
見事に町田選手が3RにTKO勝ち!いやぁ~大月選手のパンチに対して下がらない町田選手は凄い!ガッチリとガードを上げてボディーを打たれても最後までガードを下げず狙いすましたようなハイキックを一閃!
しかし、復帰後の大月選手の試合振りは‘色気‘がありすぎる。まさに勝ち負けを超えた男の生き様がありなんとも同世代として泣けてくる
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