私のピアノ歴など
今回のver6.0での、ふじっきーの「ATOKATA」と「ゆりかご」のピアノ弾き語りにはくらくらっ・・・と「眩暈がした」んじゃなく「参った!」わたしでした。いくら小さいときにちょっと弾いたことがあるとはいえ、バイエルのさわりぐらいしかやってなかったであろうふじっきーが「弾き語り」これね~難しいのです。歌も入るととっても難しいです。なのにあんなムズい楽曲。これはね、見ている以上に影で努力していますよ。私がいうまでも無いんですけど。そういう「エンターテインメント精神」が大好きです。どうせやるならかっこよく、本物を弾きたい!って心意気、充分伝わってきましたよ。

わたしは3歳から「カワイ」の音楽教室に2年ほどいて、引越しのためいちじ中断して、その地域で「自宅で教えてるピアノの先生」が居たもので、そこで小学校2年生のときからピアノを再開して、そのときは、カワイ時代の「オルガン」は引っ越し時に処分されて無く、親が「夏のボーナス全額つぎこんで」買ってくれた黒いアップライトピアノで練習をはじめました。それでまたもや5年生のときに引越し(おなじ市内)後も、おなじ先生がいいからと、バスに乗ってまで通いつづけ、結局中学校3年の春ぐらいに最後の「発表会」を最後に辞めました、表向きには「受験で時間が取れなくなるから」でしたが、高校進学後も、「ピアノを再開したい」とは思いませんでした、もう限界は自分でわかっていたという感じで・・でも社会人になって「また再開」する人もいるとかで。わたしはOL時代にも「そんなひまは無い」っと手を出せず。娘に習わせるので付き添いで授業を見つづけて2年が過ぎ、やっと娘と一緒に「楽譜の読み方、思い出したかも^^;」っていう段階での、あの藤木くんのピアノ。影響されずにはいられません、また好きだった「ベートーベン」や「クーラウ」、「クレメンティ」弾きたいな~って思っています。これらのソナチネは、発表会で弾くために、何百回も練習したのでもう楽譜をちょっとさらえば、なにも見ないで弾けるはずです、いまでも一部はそらで弾けます。

先生が「手が小さい」人で「リスト」や「ショパン」などは得意にしていなかったせいもあり、「ブラームス」や「シューマン」がどうもお好きだったらしく。わたしも最後の発表会には「シューマン」の「ユーゲントアルバム」から何曲かオムニバスで弾かせていただきました。こんなの↓を含む小品集です。
http://www.classic-midi.com/midi_player/classic/cla_Schumann_tano.htm

これより難しいのが「子供の情景」で、こっちは子供向けの小品集ではなく、子供が登場する情景を描いたものの、大人が弾くためのもので、当時の私にはきっと難易度的にムリっぽかったです。
しかしシューマンの「ユーゲントアルバム」も、技巧的には消して難しくないけれど、小学校低学年のコには弾けない内容です。自分なりに「思うこと」が無いと、うすっぺらな演奏しかできません。テクニック的には、練習熱心な小学高学年のコとあまり差がなくなってきた、当時中学3年だった私に、このシューマンを「弾かせたい」と先生は思ってくださったみたいです。

なので30代の深みのある心の藤木くんにぜひ「クラッシックの楽曲も弾いてほしいな~」ってことで、「ピアノ恩師の娘で当時の職業婦人の走りでありあこがれの職業「プロのピアニスト」だったクララ・シューマンに、これでもか~~~っとラブレターを送りまくり、お嫁さんにしたものの、ブラームスと三角関係だったのか?よくわかんないですが、結局もともと法律家になるように親から言われてて、プロの演奏家になりたくて目指すが手の怪我で断念、教授として招かれるけど「人に教えるのって向いてない。」と辞任してしまい、川に身投げして保護されて精神病院に2年ほど入ってそこで死去、した、苦悩の音楽家であるシューマンのふか~~~いピアノ曲を勝手に推薦。ということで、Midi貼り付け(笑)↓
http://www.classic-midi.com/midi_player/classic/cla_Schumann_traumerei.htm

また、同時期に居た「ショパン」これも、この曲あたりなら、メジャーで、しかも比較的「弾けそう」なのでぜひ弾いてほしいです♪
http://www.classic-midi.com/midi_player/classic/cla_Chopin_wakare.htm

この二人が居た時期って1800年代後半で、ピアノが発明されてからの年数も経っており、技巧てきに最高のものが出てきたころで、この時期がいちばんきれいなピアノ曲が作られた時代なのですが、そのなかでも派手さと難しさとでピアノ学習者みんなのあこがれである「ショパン」に比べると、シューマンはいくぶん「地味」と思われがち。だけど、ショパンは恋人「ジョルジュ・サンド」が居て(男装の麗人でしたっけ?)サンドは同性愛者、というか「両刀」で、じつは「ココ・シャネル」にも言い寄っていたんでしたっけ(忘れました・笑)そんな派手めのショパンさんに比べても、シューマンは「クララ」ひとすじ!クララ命!みたいで可愛い人だし、ぜひぜひ「クララとの往復書簡」とかが出版されていたなら、「それを全部読んでから」弾いてみたいものですねー。しかし「交響曲」やなにか、いっぱい残しているにもかかわらず、一番有名なのってこの「子供の情景」の「トロイメライ」なんですよねー・・きれいな曲です。

これ↓は、結婚後CDで買った「マルタ・アルゲリッチ」の演奏盤です。おすすめです~。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006BGT3/250-6127624-6002618

ほかに、中学時代に練習曲として与えられていて好きだったのは
バッハのインベンションで、これ、↓も弾いたことがあります。http://www.classic-midi.com/midi_player/classic/cla_Bach_inven01_p.htm
これね~・・ムズいんです、両手がそれぞれ旋律になっているので。
古い音楽はみなこんなかんじ、とくにバッハは教会音楽で、
ピアノじゃなくそのころのピアノの前身である「ハープシコード」で弾くとかパイプオルガンで弾くとか用なので、ピアノで弾いてもなんか感じが出せなくて。技巧的に難しいとは思って貰えないんですが弾くとムズいんです。
でも大好きで、わたしが嫌っていたのは「指の練習」にはなるけど超つまんない「ツェルニー」の練習曲で、ぜんぜん練習していかなかったら先生が怒って「これやってこないならバッハも見てあげませんから!」って言われました(笑)。
ツェルニーはベートーベンの弟子でピアノの練習曲を沢山残した「ピアノ教師」な人生を送ったひとで、弟子に「リスト」が居ます・・リストのお師匠さん・・だからわたしは「ツェルニーが上手に弾けないからリストは一生ムリだ~」って思っていました(笑)。ほんとうに、リストともなると、入門してすぐ弾けるようなモノは皆無で上級者向けの曲しかありません。でも「ばかすか弾く」早弾きが好きな弾き手にはたまらないかも、そっちの方面をわたしも「極めてみたかった。」です
(^^;)