明日は3月11日 | utenaの末期卵巣がん闘病ブログ

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ステージIVの卵巣がんと腹膜播種が見つかって、
低用量抗がん剤治療で腹水・胸水が消え、余命数ヶ月の状態を脱却。
現在、手術目指して、TC療法中。

明日は3月11日。
あれから3年たつんですね・・・

当時、オーストラリアにいた私は
地震はニュースで知りました。

報道はかなりされてましたから、
買い物など、どこにいっても、
私が日本人とわかると、「ご家族は大丈夫?」と
誰もが、しばらくの間、すごく気にしてくれてました。

そして、日本に戻ってから、改めて
さまざまな記事や映像に大量に触れ、
当時、報道で目にしていたよりも
もっとシビアであることがわかりました。

原子力発電のこと、農業、漁業のこと、
大気のこと、人々の生活のこと、etc. etc.
終了、解決していないことが、とてもたくさんあって。

亡くなられた方々の
ご冥福を心からお祈りします。

今も避難生活を強いられている方々や、
諸問題に対して、これからどうしてゆくか
判断、行動していくために
これから、いよいよ本腰を入れて
取りかかる時、だと思います。


前回のブログで告知させていただいた
3/23(日)に出演するライブイベント、
「いのちの花かんむり」(詳細は→こちら

いのちの輝きの象徴としての
花かんむり。お互いもちよって
支え合い、助け合おうというのが
コンセプトのこのイベントで、

何を歌うか考えて、ひとつ選んだのが
中込祐さんのオリジナル
「キミドリバス」っていう歌。

 耕す 昨日の土地
 結わくよ 明日の空
 キミドリバス 出かけよう
 ここに今 種をまき

っていうサビがすごく好きで、

この歌をつくったきっかけのひとつが
彼が被災地にボランティアに行ったときに
見た光景なんだそうです。

ボランティアに向かう車中から、
おばあちゃんが畑で
くわをふりあげてるのが見えて、

広大な土地で、ぽつんとひとり、

小さな、か弱いおばあちゃんの
そのひとくわが、
復興に際して、
どれだけの力になるかはわからないけど、

でも、その小さなひとくわは、
確かに未来を作っていく
力強いひとくわだ、と。

言葉はこの通りじゃなかったけど、
そんなふうに感じたことを
ライブのMCで話してて、

ああ、その通りだって思ったんです。


私自身の命も、今後、
どこまでもつのかわからないけど、

私のひとくわも、非力でも、
何かしら、未来の礎になるんだな、と。

何十億人と住むこの星で、
いままでも、これからも、
人々はそうして未来をつくってきたし、
これからもつくっていく。

つまり、ひとりひとりの存在は
非力でも、なんでもなく、
すっごいパワフルで、

世界は、ひとりひとりの力で
変わっていく、変えられる、って
理屈じゃなくて、リアルに思わせてくれたこの歌。

今回のイベントで、ぜひ歌わせてほしくて、
作者の中込さんに、歌のバッキングをお願いしました。

この歌を聴くみなさんが、
どんなふうに感じるかわかりませんが、
私は、こんな思いを込めて
その思いがちゃんと届くように歌いたいです

体調が悪いので、なかなか発声や
練習ができないんですが、
それを言い訳にしないで、がんばります。

体調がよくなくても、
できることはいろいろある。

体調がよくなれば、
さらにできることがいろいろある。

その時々、最大限のできることをがんばれば、
悔いは残らない。

そうやって、がんばってるうちに、
気が付いたら、身体が良くなってて
社会復帰もできている、っていうのが理想だけど、

身体が良くならなくては、何もできない、とか、
ちゃんとしてないとだめ、っていう発想は
あんまり役に立たないですよね。

できることを、ちょっとでもいいからやる。

まあ、今はそれしかできないから、なんですが、
以前は、ちゃんとしなくちゃ、ってことばかり
考えていた気がします。
病気になって学んだことのひとつ。

小さなひとくわでも、
違いは生まれるのだから。
ちょっとでも、どうにかする。
ちょっとでも、何か行なう。

ちょっとでいいなら、今の私でもできることが、いっぱい!
わ~い!


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