メオ・カミュゼ ACブルゴーニュ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

メオ・カミュゼ(ネゴシアン) ACブルゴーニュ 2010

購入日    2012年12月
開栓日    2019年3月
購入先    ウメムラ
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   2980円(税別)

 

最近お高いブルゴーニュはほとんど飲まなくなった。

まあこんなもんでいいや、テロワール?それってどういう意味だっけ?

とすら思うようになった(半分ウソ)。

 

超一流の造り手、メオ・カミュゼネのゴシアンもの、かつ裾ものだが、

今のピノ・ノワールの価格からしたら、ずいぶんお買い得なワインである。

期待以上でも以下でもないが、翌日の方がまろやかに感じられるというのは

それなりにブドウに力があるのだろう。

 

同じワインの2001、2002は、若開けすると口をすぼめるほど酸っぱくて閉口したものだが、

このワインは抵抗なく楽しめる。

たった?7年しか自宅に保管していないのだが、ある意味飲みやすくなっている。

 

さて、新しいヴィンテージの価格を調べてみたら、2015でやっぱり5000円くらいする。

このワインで5000円かあ、と思うと、買おうとするモティヴェーションが下がる。

だったら倍くらい出して、ちゃんと畑名が入った1級ものの方がいいか、と思う。

だったら2000円で買える純米酒か純米大吟醸の方がもっといいか、となってしまう。


モノレール万博記念公園駅から 「ホテル阪急エキスポパーク」を望む

 

一昨日聞いた情報だが、来年3月をもって万博公園にある

「ホテル阪急エキスポパーク」の経営から阪神阪急ホテルズが撤退するらしい。

となると、来年4月くらいからこのホテルの存続は未知数ということになる。

 

先ほどホテルのHPを覗いてみたが、経営撤退のことなど書かれていない。

2020年の予約が入るかなと思って試してみたが、

2020年1月31日宿泊のプランまでは提示されるが、2月1日以降は予約を受け付けていない。

やはりこれは怪しげである。

 

医師会の大規模な講習会や勉強会など、このホテルには毎年何度も行く機会がある。

吹田市内には、大人数の会合ができる広いホールがあるホテルはここしかないので、

どうしても使わざるを得ないという事情がある。

 

しかし、はっきり言ってわたしはこのホテルは大嫌いだ。

サービスや食事内容などのソフト面では大きな不満はないのだけれど、ハード面が悪すぎる。

 

目の前に太陽の塔が燦然とそそり立つ万博公園という立地は良く、

事故が原因で一旦潰れた遊園地のエキスポランドは、エキスポシティとして生まれ変わり、

とても賑わっている。

 

だったら何が悪いのかというと、ホテルそのものへのアクセスが悪すぎなのだ。

上の写真は、モノレール万博記念公園駅の改札前からホテルを撮ったものだが、

目の前にだだっ広い駐車場があり、歩いてホテルに行くには

駐車場を右または左に迂回しなければならない。

雨の日にはもちろん傘がいる。

 

ネット上の情報では徒歩5分とあるが、早足でなければ5分では無理だ。

夜などあたりは暗く、こんなに見通しが良いのに道を迷ったとの記事も見られる。

真夏の昼間だとさらに苦痛で、上着を着てネクタイをしていたりすると最悪だ。

 

このホテルの建設場所を考えた人間は、はっきり言ってバカだ、とずっと前から思っていた。

調べてみたら

「大阪府の外郭団体である財団法人大阪勤労者職業福祉センターが開業した」とある。

やっぱり役人の発想だった。

 

大阪モノレールが開通したのが1990年で、ホテルも同年に開業している。

モノレール駅から雨に濡れず、炎天下の太陽にも苛まされずにアクセスすることを

どうして考えなかったのか、理解に苦しむ。

 

駅から見えているのに、物理的にも心理的にも遠い。

いちおう万博記念公園駅までのシャトルバスもあるにはあるが、

5分ごとに出ないと意味がない。

 

わざわざ?駅から不便にしておいて、

「来たかったらモノレールでも来れまっせ」

というホテル設計者の姿勢にちょっとムカつく。

 

ホテルの玄関は、写真の向こう側(南側)の万博周遊道路に面している。

つまり、車で行くことしか考えられていないのである。

 

しかし駐車場がこれまた死ぬほど使いにくい。

ホテルに隣接する立体駐車場があるが、1台当たりの駐車スペースがひどく狭いため、

幅広くなった最近の乗用車では普通に駐めてもドアを開けてクルマから出るのに苦労する。

 

それがいやで、ここ3年ほどは1回もクルマで行っていない。

1990年頃のクルマのサイズは今より幅が狭かったとはいえ、

これを決めた人物は、ホテルに駐めるクルマはほとんど軽自動車と思っていたのだろうか。

 

大阪空港・千里中央・北千里方面からタクシーで行くとすると、

万博周遊道路を300°くらい大回りしないとロビー前まで着けない。

千里中央からモノレールで2駅のホテルにタクシーで行くのに、

万博周遊道路をほぼ1周するので3000円もかかる、というのは理不尽だ。

土地勘のない人は疑問に思わず乗っているのだろうが、地元のわたしには許せない。

 

だから行きにタクシーを使う際には、山田方面から地道で行くことにしているが

(タクシー代約1000円)、土日には周遊道路と交差する信号からホテルに進入できず、

ホテルの玄関までたどり着けない。

徒歩すぐのところまで行けるとはいえ、雨の日には傘が必要だ。

 

結局のところ、モノレールでもクルマでもタクシーでも行きにくく、

このホテルは来客を拒んでいるとしか思えない。

そんな地元の顧客から敬遠されるようなホテルの経営が、うまくいくと考える方がおかしい。

 

このホテルは当初「ホテルオオサカサンパレス」としてスタートしたが、

10年余りで経営破綻し、2004年に第一阪急ホテルズ(現阪神阪急ホテルズ)に売却されて

現在のホテルとしてスタートした。

そしてまた経営破綻したということか。

 

目の前に見えている駐車場のリニューアルも含めて、万博記念公園駅の南側を

再開発するしかないと思う。

 

もしホテルが廃業したら、個人的にはここには行きたくないので歓迎だが、

広い意味ではいろいろ困るのも事実だ。

 

近くの大きなホテルといったら、千里阪急ホテルくらいしかない。

このホテルは豊中市にあるので、吹田市医師会などが繁用したくないのも理解できるとはいえ、

千里阪急ホテルの稼働率は激増し、きっと会場は予約困難になるだろう。

同じ経営者だから、そこまで考えての経営撤退を決断したに違いない。

 

もし全部潰して建て直すとしても10年程度は要するだろうから、

千里セルシーの跡地計画とひっくるめて、10年後には千里の姿も変わっているだろう。