まだまだ力強い・・ルーミエのACブル | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ ブルゴーニュ 2004
購入日    2007年7月
開栓日    2014年7月
購入先    河野酒店
インポーター モトックス
購入価格   4600円

後何本残っているか分からないが、7年前にたまたま数本購入できたものである。
よくもこんなワインがあっさり買えたものだ。
これが自宅にある最後の1本かも知れない。

保管状態の良さあっての話だが、恐るべき安定性を持ったワインで、
開栓するやゆるやかに開き始め、翌日まで僅かずつ上り坂を登っていく。

これがただのACブルゴーニュ。
購入時期より少し前には3000円台で見かけたことはあるが、
今では見つけても即蒸発する幻のワインになっていると思う。
最近ではいやになって調べてもいない。

これが5000円とは、何と安い買い物だろう。
とは言うものの、こんな記事を書くのに何の意味があるのかと思う。

ワインを飲みたいと思って買い物に行き、スーパーの売場でかごに入れ、
持ち帰ってその日に開ける、というのが普通のワインの飲み方だろう。
よっぽど自分はおかしなワインの飲み方をしているとしか思えない。

フーリエのACブルゴーニュも同じようなことになっている。
2009だけ開けてみたことはあるが、同じようにとてもACブルゴーニュとは
思えないワインである。
ただしボトル差はかなりあるようだ。
もちろんこちらもまともには手に入らない。

普通には見かけない、買えないワインの記事を書くことに虚しさを感じる。
どうして多くのブルゴーニュの造り手は、ルーミエやフーリエのように
素晴らしいACブルゴーニュを造れないのだろう。
誰か教えてほしい。