メリハリあって濃い・・トランブレイ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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セシル・トランブレイ ヴォーヌ・ロマネ VV 2004
購入日    2006年9月
開栓日    2012年12月10日
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター ラシーヌ
購入価格   6500円

単色のお洒落なエチケットを纏った、この若い女性の造り手によるワインは、
おそらく初めて開ける。
かつて少し飲んだことがあるかもしれないが、記憶にない。

なぜヴォーヌ・ロマネやシャンボール・ミュジニーの畑を持っているのか知らないが、
相続の結果なのだろう。
だったら、先代は同じ畑のワインを、何という造り手名で出していたのだろう。
ネゴシアンに売り払っていたのかな。

この人のワインはかなり稀少なようで、日本の市場に毎ヴィンテージ
揃っているわけではなさそうだ。
わたしの周囲からも評価は聴いたことが無く、インポーターの売り文句以上の世評を
知ることができない。
わずかにAlcoholic ArmadilloのせんむがHPで書かれている程度である。

さてこの2004、弱くて繊細なヴィンテージの特徴とは裏腹に、
香りだけでもヴォーヌ・ロマネだと分かるのは当然として、
けっこう濃いめで陰影があり、メリハリの効いたヴォーヌ・ロマネである。
2日目にもほとんど同じ姿であり、まだ余裕で数年はピークが続きそうだ。

タイムリーに、先週ウメムラから2010がリリースされたので少し購入した。
いや、少ししか出なかったので、底をさらえたと言った方が良い。
ヴォーヌ・ロマネで価格は7600円であったが、数か少ない故の売り手市場で、
飲みたければこの価格でどうぞ、という感じである。

2004の価格はまあこんなもんかな、と思うが、それ自体がすでにブルゴーニュ飲みの
経済観念になってしまっている。

市場に出回る数が少なすぎて、こんな記録など誰の参考にもならないと思うが、
まあ、ちょっと開けてみました、ということで今回は文章を閉じる。