渋くて苦い・・バラのスペシャル・クラブ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ポール・バラ スペシャル・クラブ 2002
購入日    2011年10月
開栓日    2011年11月5日
購入先    ピーロート
インポーター ピーロート
購入価格   7948円

ブージーのRMの造り手のバラの開栓が続く。
ロゼ、ブリュットとドライで爽やかな2本に引き続き、
期待を込めて3本目に最上クラスのスペシャル・クラブを開栓した。

相変わらず白い花の香りがするが、飲むと口内にまとわりつくしつこさがある。
最近「ブショネは続くよどこまでも」の日々なので、あれ?まさか、と思ったが、
香りは美しいので、まあそれはないだろう、と納得する。

しかし、この何とも渋くて苦い味には少し閉口する。
口に入れて飲み干す際の後半に感じるので、樽味ではなさそうだ。
先の2本からしても、樽をしっかり効かせてくる造りはしていないようだし、
果実由来のものだと思われる。

楽しくなく、この味は何だと悩みながら飲んでいるうちに、温度も上がり、
多少酸化が進んで、果実本来が持つ渋みであることがはっきりしてきた。
畑の特徴なのか、2002年という年の特徴なのかは分からない。

赤ブドウ由来のタンニンをそう感じているのかも知れない。
と思ってブドウ品種を調べてみたが、よく分からない。

2日目になって最後の1杯を飲んだ際、初めて果実の甘さを微かに感じることができた。
これはまだ開栓が早かった、ということなのだろう。
素性の良さは十分感じられる。
最低でもあと半年、できればあと1~2年後に開栓した方がよさそうだ。

バラのシリーズは先月リリースされたようで、複数のインポーターが入れているようだ。
実は別のショップから、同じものを約2000円安で追加入手した。
一消費者としては、ピーロートさん、この値付けはちょっと・・と思ってしまうが、
どうなんだろう。