玉出の「源氏」 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

最近georgesさんが主催されるワイン大学で、関西では極上と思われる食をワインとともに味わう
機会が何度もあり、非常に充実感を覚えている。

先週京都の某所で開かれた会では、わたしの大学の後輩タイタ先生が名古屋から参加されていた。
2人が並ぶと医者同士の身内の話になって、周りが見えずどうもいけない。
お隣だったたおやかな女性のFさん、医者2人で暗い話ばかりしてどうも失礼いたしました。
 
 わたしは井上○八郎と矢野○雄の最後の弟子であり、どうしてもということなら膀胱を1時間以内で
 取る自信はあったが、いくら何でも局麻で腎臓を取った経験はないですよ・・タイタ先生。
 (それ、師匠の武勇伝です)

このタイタ先生の日記には現在の医療情勢のエッセンスが書かれており、彼の洞察力の鋭さを
感じさせる。
きっと医療者以外には分かりにくいと思われるが、読めばその文章から彼の秀才さがひしひしと
伝わってくる。
彼の書いていることが現在の医療の問題の本質を描いていることは疑いがないが、
お互い今後できるだけ平穏な医者生活を送れることを祈らずにはいられない。


さて、ワイン大学が究極の食を求める会だとしたら、ここで紹介する店「源氏」は、コストを
十分に考慮したレストランと言うべきだろう。
玉出の交差点から東に400m、阪堺電車の通る塚西の交差点付近にある店だが、近くに住む
ネット上の友人夫妻が主催され、3月8日の土曜日にオフ会となった。

店にはいると大きなワインセラーがあり、ムートンの01、ラフィットの99、オーブリオンの87、
マルゴーの??(失念)などが置かれている。
それに混じって、何とヴォギュエのボンヌ・マール2001が置かれていたのをわたしは見逃さなかった。

「いくらで開けてくれますか」と店の人に聞いたところ、店主が自ら出てこられて、
「XXXXX円で仕入れたんですけど、できれば開けて欲しくないですね。
 こんなワインはご自分で買って飲まれるのがいいかと思います」
と答えられた。

「それじゃあ今日はビールで行きます」
とわたしは答えたが、文章で書くとおかしな会話である。
で、わたしは何も食べないうちから、この店が好きになった。
目と目を合わせただけで、ワイン好きにはこの店主が相当なワインオタクだなと分かるのである。
特上ワインは別格として、ワインリストも充実した店であった。

若い店員さんもそろって感じが良くホスピタリティも満点に近いが、とにかく料理がいい。
この日は和洋折衷でお任せコースで5000円であった。
この店、下町にあり繁華街からも離れているが、5時に入店したが8時には超満員になっていた。
まあこの内容なら当然だと思う。

食通のひかりレールスターさん、さすがですね。
こんな良い店を教えていただいてありがとうございました。
アメリカでの単身赴任、どうぞお身体に気をつけて・・・ROM専親爺と北摂の母より。