5分のための12時間 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


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昨日午前の診療のあと、午後3時の新幹線に飛び乗り、東京で東北新幹線に
乗り換えて郡山に至り、更に磐越西線に乗って、20:14猪苗代着。
列車を降りると、20人くらいの面々がタクシー乗り場に並ぶが、タクシーは来ない。
待つこと20分、乗り合いで5人で乗り込み、ホテルリステル猪苗代着、午後9時!

排尿機能学会というマニアックな学会が、このホテルで開催されているのだ。
1泊しただけで本日午後発表を済ませ、発表後直ちに学会場をタクシーであとにして、
最寄り駅の川桁駅という無人駅に行き、ついさっき午後11時前に帰宅。

うちの看護師さんは、
「わ~せんせ、東北までプチ旅行で楽しそう♪」
などとアホなことを言うが、昨晩は駅弁、今日の昼はランチョンセミナーの弁当、
今日の晩は郡山駅の立ち食いそばと下記のサンドイッチとビールのみ。
食い物とワインに生きがいを見いだしているわたしに、これはきつい。
帰宅後、今シャンパーニュを開栓してこのブログを書いている。

要するに丸1日診療所を休診にして、わずか5分の学会発表のために
往復12時間かけて福島県まで行ってきたわけである。
かかったのは時間だけではなく、交通費と宿泊費と学会参加費もろもろで大出費だ。
これを物好きと言わずして何と言おう。

ある薬剤の適応と有用性を提示する、という内容の発表なのだが、
わたしは別にメーカーの御用医者になって何らかのバックマージンを期待する、
などというつもりはないし、今回も自主的に行ったのである。
ちゃんとしたルールにのっとって、学会の場で客観的なデーターを提示しないと
誰にも相手にされないから、経験を形にしただけなのだ。
老獪な医者が説得力のある口調で自分の経験を有難そうに語っても、
今や何の説得力もない時代になっているのである。

これが町医者の仕事だろうか、と思わなくもないが、ある意味楽しかった。
Female XXXの手術では文字通りわが国の第1人者にのし上がった、
大学・研修医・大学院・を通じての同級生の悪友と一献を持ったし、
先日来2度もいっしょに講演させていただいた才色兼備の女医さんとも
楽しく情報交換できた。

この女医さんと今朝の朝食時に話していて、このブログを覗いていただいていると聞き
非常に恐縮したが、わたしまだこの学会に入っていないんですよ、と白状したら
目をむいておられた。
向こうはすでに学会の重鎮だし、こんなに態度のでかい人間が学会に入っていなかった、
というのはあきれる話だとは思う。


学会場からタクシーに乗って着いた、磐越西線の川桁駅(無人駅)




川桁駅から西に会津磐梯山を望む


新幹線車内で摂った(撮った)今夜の夕食(涙)

写真だけ見ると、のどかな旅行だったような・・

しかしポスターセッションの会場は異様な熱気で、発表の際に思わず口にした一言。
「今現在、福島県で一番人口密度の高いのは、ここです」

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