管理場所
春は成長期ですので、出来るだけ長く屋外で管理してください。
他の松に比べると高山性の植物で、本来は涼しい場所に
自生しています。暑さには強いですが、
あまり日差しが強いと根が傷みますので、
日差しの強くなる5月以降は、半日陰や日よけの下で管理しましょう。
水やり
一般的に、春と秋は1日1回、夏は1日1~2回。
冬は2~3日に1回と言われますが、
大きさ、排・保水性によって回数を変える必要があります。
夏は蒸れで根を傷めることがあるので、
できるだけ水は乾き気味にして、朝夕の葉水をお勧めします。
芽摘み(4月中旬〜5月初旬)
五葉松には伸びる力の強いロウソク芽と
あまり伸びないコンペイトウ芽の2種類があります。
4月以降になって新芽が伸びてきたら、伸びの強いロウソク芽を元から摘み、
後から伸びるコンペイトウ芽も残したい長さで芽摘みをして
全体の枝のバランスを取ります。
強い芽ほど深めに摘むのが基本で、弱い芽や枝を長く伸ばしたい場合は
長めに残すかそのままにしておいてください。
※鋏で切ると枯れ込むことがありますので、手で摘みます。
※新芽が伸びない場合は、日照不足が考えられます。
<松の葉> 内側から順に
1)今年新しく伸びた葉
2)去年伸びた葉
3)一昨年伸びた葉
*3)秋になると葉が枯れて、茶色くなり落葉します。
*2)房のバランスや葉の状態で一部抜いて処理します。(10月~11月頃)
*1)大切にそのまま残します。
松の葉は、こよりの様にねじりながら抜き取ります。
肥料(梅雨と夏場を除いた4月~11月)
春の多肥は枝葉が徒長しやすくなるので、春は控えめにして秋肥を多めにしましょう。
週に1~2度、希釈したハイポネックスで葉水をすると葉色がよくなり、元気に育ちます。
品種
銀八ッ房五葉松(ギンヤツフサゴヨウマツ)
八ッ房性(房の多い)品種。
葉の裏が白く、全体が銀色に見え、渋みが魅力の五葉松。