有機肥料
油粕・鶏糞・牛糞などがある。微生物の働きを必要とし緩効性で肥料焼けが少ない。
化成肥料
固形肥料と液体肥料に分けられる。多くの固形肥料は緩効性で液体肥料は即効性。
肥料やけに注意する。
有機肥料のほうが肥料のやりすぎによる弊害が少なく、初心者向けの点もあるのですが、どうしても多少の臭いがあります。
これに対して化成肥料は無臭です。
肥料の種類
固形肥料
速効性こそありませんが、緩やかに分解され、栄養分が土に浸透して根から吸収されます。
熟成された天然成分で作られ水に溶けやすく、水肥としても使用できます。
液体肥料
原液を水で1000~2000倍に薄めて、1週間から10日に1回のペースで与えます。
水やり代わりに与えることができるので、
使い勝手がよく、入手しやすいので小品盆栽でもよく使われます。
苔玉の肥料は、こちらがお勧めです。
時期と量
水やりにタイミングがあるのと同じように、肥料にも与える時期とそうでない時期があります。
肥料を与えてはいけない時期
必要でないときに肥料をやると、効果がないどころか逆に植物を痛めてしまいます。
植物が生長していない時期=多くの場合は冬。この季節には肥料は必要ありません。
(一部の樹種を除き、基本的に、夏も肥料は不要です。)
また、
植え替えした直後は根が痛んでいて、樹勢も弱っていますので控えます。
1ヶ月くらい経ってから与えましょう。
肥料を吸収するにはエネルギーが必要
弱っているときにはエネルギーを蓄える必要があるのに、肥料があると余計にエネルギーを
消耗してしまうので与えてはいけません。
このことは肥料の濃度にも関係してきます。
肥料は水に溶けた状態で植物に吸収されます。
その濃度が高ければ高いほど吸収するには多くのエネルギーが必要となります。
あまりに濃すぎると植物は吸収することができなくなってしまいます。
肥料は水に溶けていますので、
吸収できないということは水を吸えないということになるのです。
そこまでいかなくとも、
高濃度の肥料にさらされると植物は根を痛め「肥料焼け」を起こしてしまうので注意しましょう。