昨夜の月はきれいだったけど8月の満月は明日のようだ。
昨日、夫カンタロウと家で仲良く過ごした後、彼を駅まで送りに向かう道で2人で夜空に光る月を眺めながら歩いた。
「こんな月の夜にふさわしい歌と言えばさ」
とカンタロウが言ってきた。
何だろう?
けっこう考えたけどなかなか思い浮かばなかった。
やっと思いついたのは、
「MOON」レベッカ(1988年)
「モーニングムーン」CHAGE and ASKA(1986年)
「ハーフムーンセレナーデ」河合奈保子(1986年)
「ムーンライトダンス」渡辺美里(1989年)
あたりだった。リリース年はネットで調べた。カンちゃんにはこれらの曲名を口にしなかったけど我ながらかなり古い選曲だなあと心の中で苦笑い。
カンちゃんが電車に乗って帰った後に最近の曲をもう一度考えてみた。
「三日月」絢香(2006年)
「今宵の月のように」エレファントカシマシ(1997年)
「今夜月の見える丘に」B'z(2000年)
これらはつい最近のヒット曲だと思っていたけど調べてみたら全然違った。
50にもなると「わりかし最近」が20年前とかだったりして驚くことが多い。
ここから先、カンタロウが昨日思いついた月にまつわる曲を記す。
(正直、カンちゃんが何を言ってるのか意味不明だった)
月の歌と言えば…
「やっぱり『コロラドの月』だよね」
何がやっぱりなのか俺にはさっぱり分からず…
「そんな歌、聞いたことない。誰の歌?」
と聞いた。
「川畑…ええと何だっけ?」
「バタやん?」
ダメもとで助け舟を出したけどやっぱりダメだった。
「違う違う。川畑文子さんでしょうが❗️」
「コロラドの月」川畑文子(1935年)
鼻唄で聴かせてくれた。これっぽっちも知らなかった。だって今は2024年だもの。
「えー、知らないの?じゃあさすがにこれは知ってるでしょ?」
と問われた曲。
「月がとっても青いから」菅原都々子(1955年)
さすがにと言われても知る由もない。
(今日ウィキで調べたところ、菅原都々子さんは「エレジー(悲歌)の女王」と呼ばれ、第1回紅白歌合戦の記念すべき歌唱者第1号として有名らしい。そして御年97歳の現役歌手❗️元祖歌姫と言ったところか。ゴーゴーつづこ~)
「ねぇショウタ、もうちょっと教養を身に付けなさいってば。色々な事をあまりにも知らなさすぎるよ」
↑
この場合、文子や都々子を知らなかった俺が無教養、なのかしらん?
しょんぼりしているように見えたのだろう。全くしょんぼりしていないけどカンちゃんがいつもの穏やかな笑顔で優しく訊ねてきた。
「でも童謡とかならショウタも分かるんじゃない?」
「雨降~りお月さ~ん」
軽く歌い始めた。
「それなら知ってる知ってる知ってますって❗️」
嬉しくなってでかい声で歌った。
「雨降~りお月さ~ん、雲隠れぇ」
再びめちゃくちゃ渋顔のカンタロウになり、
「何言ってんの?「雲隠れ」じゃないよ。「雲の上」だってば」
とため息ご教授いただいてしまった。
俺が知る「雨降りお月さん」は「雲隠れ」なのだがカンちゃんにやりこめられた悔しさもあって、今日の仕事中にネットで歌詞を調べてみた。
そしたら何と、
「雨降りお月さん」はやはり「雲隠れ」ではなかったのだが、カンタロウが主張していた「雲の上」でもなかった❗️
正解は「雲の陰」だった。
カンタロウめ、間違えやがった
今度会ったらざあますメガネ気取りの澄まし顔で言い負かしてやることにしよう。
「カンタロウさん。雲の上ではありませぬ。雲の陰ですぞ。ウォッホッホッ。もしかしてご存知なかった?しっかり教養を身に付けなさいな」
早く言いてぇ