昨年末に楽しく観ていたテレビ東京「きのう、何食べた?」に続いて年始からテレビ朝日「おっさんずラブリターンズ」がスタートした。



単発ドラマの後にスタートしたおっさんずラブシーズン1は2018年4月期に放送されたので、夫カンタロウと出会うよりもかなり前だった。

当時は彼氏も好きな人もいず、この先もずっと独りだろうなと思っていた。



ゲイ友に面白いドラマが始まったとは聞いていたけど、独り身の自分に置き換えると惨めな気持ちになるかもと身構えていたので当時は一切観なかった。



初めて観たのは翌年だったか、東京↔️ホノルル便の機内でたまたま上映していたのを暇潰しに観たのがきっかけ。

3話と4話しかやってなかったけど、一気に引き込まれて往復で同じ話を4回ずつ観た覚えがある。

帰国後、即全話を繰り返し観た。はまった。



「何食べ」の時と同じく、録画したものをカンタロウと一緒に観るのがルーティンとなっている。



俺とカンタロウ、年代的には西島秀俊・内野聖陽ペア(50代)と田中圭・林遣都ペア(30代)の間にいるのだが…


「何食べ」の時は美味しそうな料理にうっとりし、シロさんケンジのやりとりにほっこり気分で観ていた。


「おっさんずラブ」は基本ドタバタコメディであるけど、胸キュンシーンやどぎまぎエピソードが多く、ハラハラしている。



はるたんの天真爛漫さに憧れ、牧の健気さに心を打たれ…第1話を観て2人とも素敵だなあ。

と、横には我が夫カンタロウ。


テレビを観ているカンタロウを見て、ものすごく小さくふぅと息をついた。

当然ながら、シロさんでもケンジでもはるたんでも牧でもない。理想と現実は違うな、やっぱり。



俺のため息吐息に気付いたのかカンちゃんが俺を見た。

何となく目があった。



「え、なーに?カンちゃん?」

ずっと見てくるので聞いてみた。


カンタロウの一言。

「しょぼぼーんショボーンショボーン


カンタロウはそのままこたつマットに横たわってしまった。

しょぼぼーん、って何さ?プンプン

俺もこたつマットに横たわり、鼻をくっつけて耳を引っ張って聞いてみた。


「夫がはるたんでも牧でもないからしょんぼりしてるんだってば。結婚した相手が全然タイプでもないショウタか、、って思ってるんだよ」



こんなところで同じことを感じていたなんて…


「でもショウタは毎日本当に楽しそうでマジでうらやま~照れ夫が素敵だから幸せに違いないからうらやま~」



きぃ、やられた。

この手のやりとりは先手必勝。

俺が

「カンちゃんは俺と出会えて幸せいっぱいだからマジうらやま~」

とか先に言いたかったのに、カンタロウの悪笑顔にやられてしまった。



ゲイカップルが日本全国に何組いるか想像もつかないけど、俳優みたいなドラマみたいな取り合わせはいるのかな?



ここ数年、すっかり白髪が多くなった。

頼んだら嫌がらずに目立つ白髪の根元をハサミでチョキチョキ切ってくれる夫を大切にしないといけないんだろうな。



今週のおっさんずラブもカンちゃんと2人でこたつでぬくぬくしながら楽しく観ることにしよう。

はるたんでも牧でもない我が夫だけど仕方ないですなてへぺろ