前日のフランツジョセフから、ホキティカの宿に電話で予約
したら、途中まで英語だったのに、私の名前を告げた
後、なぜか日本語になった。
電話で対応してくれた女の人は、日本人だったのだ。
びっくりした。
で、ホキティカに到着。
グリーンストーンカービングができる宿は、バッパーというより
ホームステイのような感覚。
というのも、この宿は 普通のおうち。
宿のオーナーがグリーンストーンカービングの世界では
ちょいと有名な人らしく、オーナーがカービングを
教えてくれるしくみ。
で、オーナーの婚約者(当時、もうすぐ結婚するという
段階であった)が、日本人の女の人。
私が電話で話したのは、オーナーの婚約者だったのだ。
私が到着したとき、すでに3人の先客がいた。
2人は 日本人の女の子(といっても、一人は私より年上)
と、ドイツ人の女の子。
到着し、荷物を部屋に置いたら 早速グリーンストーンの
デザインを考えることに。
悩んだ。
だって、石を彫るわけだから、あまり複雑だと大変だ。
でもどうせだからオリジナルのものが作りたい。
1泊しか予定してなかったけど、石を彫るのは結構時間が
かかりそうだし、とっても居心地の良い宿なので、一泊
増やすことにした。
宿に泊まっていた3人+オーナーと その婚約者とは、
ずっと昔からの付き合いのような錯覚に陥るほど
打ち解けることができた。
オーナーは、若い日本人の女の子が大好きらしく、
しょっちゅう みんなのことをからかったり、
ちょっかいをかける。少しうざい時もあるけど、楽しい人。
だけど、宿のノートには、オーナーが日本語を理解しないのを
いいことに、オーナーの悪口がたくさん日本語で書いてある。
「セクハラオヤジに気をつけろ」とか、そんな内容。
それをみて、婚約者はどう思ったんだろう。
私は、ホキティカが大好きになった。
街を歩いていても、人は少ないし、すれ違うおじいさんとか
知らない人でも挨拶してくれたりする。
街全体が優しい感じ。
いつか住みたいな、と思わせる街だった。
グリーンストーンで、ペンダントを2個つくった。
石を削ったりするのは、オーナーが手伝ってくれるけど
デザインどおりに削ったら、あとはひたすら磨く。
これがものすごい手間がかかる。
一個あたり、数時間は掛かったんじゃないかな。
でも、手間のかかったものは、愛着もわく。
とても良いものが出来上がったと思う。
(売ってるのよりも 良いかもよ?なんてね~)
ちょっと画像悪くて見にくいけど、NZっぽく
下のほうは渦にしてます♪
ホキティカを去る時、ワナカ以上につらかった。
それほど、私に合ってたのかな。