さて さて。


学生生活も早3ヶ月。

NZへ渡った当初の私の計画・・・


それは、ポリテクニックで グリーンストーンカービング

の技術を学びたい!そのために、IELTSを受ける必要がある。

しかし、その当時の私は 生きた英語は話せず。


なので、語学学校でIELTSのコースをとる。

だけど語学留学ではお金もかかるし、バイトもできる

ワーホリを使おう!そして、次の年には

ポリテクへ留学だぁ!


というものであった。


しかし、なぜか予定変更。(まっ、それはおいといて)


せっかく働けるビザがあるのだし。

語学学校&ホームステイで 思ったより出費がかさんだ。


なら、バイトさがそう~!


というわけで、街をウロついてみた。

何ができるかな~。ウエイトレスは、昔 無理だと気づいた。

(トロすぎる。忙しいとパニック状態になる・・・恥)


英語を使ってできる仕事で、日本人でもOK・・・

(せっかくNZに居るんだし、生きた英語を覚えなきゃ)


クイーンストリートを一人歩いていて結構目に入る

土産物屋。その一軒に張り紙を見つけた。


スタッフ募集らしい。


店の雰囲気もよろしい。きれい。(ほかの店と比較して)


早速 意気込んで のれんをくぐった(いや、のれんはないけど)

そこには、中国人らしい男の人(オーナー)がいた。


わたし 「アルバイトをさがしてるんです」


そして、即面接へ。

いろいろ、私は現在 学校へ行ってること、働けるビザを

持っていること、などを話した。


オーナー 「とりあえず一回働きぶりを見て決めるよ。

一日目は試用期間ということで、給料もないけど。

とのことで、あっさり決まった。

(お試しだけど。給料でないらしいけど・・・)


初日、猫どころか羊の皮までかぶる勢いで、

これ以上ない というぐらいまじめにはたらき、

掃除も一所懸命してみた私。


なんとか採用してもらえたようだ。

自給は8ドル。(2001年当時)

今考えると安いけど、当時は どこもそんなモン

だったんじゃない?


オーナーは 優しい人だった。

オーナー   ね。


奥さんがくせ者で・・・顔は
上海ガニ のようだった。(関係ないけど)

私は彼女の笑顔を見たことがない。


今思い出してみても、ブスッ とした顔しか知らない。

だから、彼女は私のことが嫌いなんだ、と思っていた。

彼女は あまり英語が話せないので、すべて

命令形

もしくは、中国語。

私が中国語理解できないので、それも命令形に

聞こえた。 -→被害妄想??


彼女の話す英語も中国語も、それはそれは怖かった。

私の頭の中では、ものすごいキツイ言い方に

翻訳されていた。


例1: 「あれをもってきな!!」

例2: 「そこ拭いときな!!」

例3: 「お昼休憩いってくれば!!」


等々。




しかし、彼女の営業トークはすごかった。

英語でも中国語でも、高級なものを次々とお客に勧め、

そのほとんどのお客さんがお買い上げ。

さすが中国の人は商売上手だなあ~ と感じた。


お店はクイーンストリートの人通りの多い場所なので

私の知り合いもよく通る。

しかし、友達が来てくれたりしても、上海ガニ の監視が

厳しく、

「仕事中は友達がきても話するな」

というのが掟のよう。


あるとき、私を訪ねて友達が来ても

「彼女は今 仕事中だから無理」

と、言われ、私は 目で 「すまねえ・・・」

と謝るしかなかった。


仕事中は 上海ガニ の 監視と罵倒(単なる思い込み)

に悩まされた。

中国人のお客からは、中国人の店で

働いているせいか、必ず中国語で話しかけられる。

まあ、それは仕方ない。


しかし韓国人のお客からもバリバリ韓国語で話される。

まあ、顔がアジア人だし、それも仕方ないやね。


でも、ある日 イタリア人のオッサンに

バリバリのイタリア語で話かけられた。


---------それは無理。


そんなこんなで、数日が過ぎ、数週間が過ぎ・・・

次第にオーナー夫妻によるストレスが積もっていった。



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