こんにちは!本日は昨夜(3月26日)の米国株市場を振り返ります。一言でいうと「中東ショック再燃」の一夜でした。
■ 昨夜の主要指数(3月26日終値)
・ダウ平均:▲1.01%(約422ドル安) ・S&P500:6,477ポイント ▲1.74%(▲114.74ポイント) ・ナスダック総合:▲2.38%
主要3指数がそろって下落する厳しい展開でした。
■ なぜ下がったのか? 3つの理由
【理由①:中東停戦への期待が一気に崩れた】
イランが米国の示した和平計画を拒否したことが伝わり、地政学リスクへの警戒が一気に高まりました。さらにトランプ大統領が「米国がイランとの合意に前向きかどうかは分からない」と発言したことで、交渉の先行きに暗雲が立ち込めました。
【理由②:OECDがインフレ見通しを大幅引き上げ】
OECDが2026年の米国インフレ率をFRB予想の2.7%を大きく上回る4.2%に上方修正しました(前回予想は2.8%)。エネルギー高が長引くとFRBが利下げしにくくなるとの懸念が広がり、ハイテク株の重しとなりました。
【理由③:GoogleのAI新技術がメモリ需要を直撃】
Googleが発表したAI処理に必要なメモリ量を削減する新技術「TurboQuant」が、半導体メモリの将来需要を圧縮するのではとの見方が広がり、マイクロン・テクノロジーは1日で▲7.26%の急落。3月18日の高値からすでに22%もの下落となっています。
■ セクター別の明暗
【上昇したセクター】 ・エネルギー:+1.57%(原油高恩恵) ・公益事業:+0.23%
【下落ワースト3】 ・コミュニケーション・サービス:▲3.46% ・情報技術:▲2.74% ・資本財・サービス:▲2.32%
■ 注目個別銘柄
【大きく上がった銘柄】 ブラウン・フォーマン(バーボンウイスキーのメーカー):+9.58% フランスの酒造大手ペルノ・リカールによる買収検討報道が材料になりました。
コノコフィリップス、エクソン・モービル、シェブロンなど石油メジャーも堅調でした。
【大きく下がった銘柄】 メタ・プラットフォームズ(Facebook親会社):▲7.96% アルファベット(Google親会社):▲3.44% ソーシャルメディア依存症訴訟の長期的な懸念が売りを誘いました。
アップロビン、ラム・リサーチ、パランティアなどのAI・半導体関連も軒並み下落しました。
■ 日本株への影響は?
この米国株安を受けて、昨日(3月27日)の東京市場でも日経平均が一時1,000円超の急落となりました。特に半導体関連株のアドバンテストや東京エレクトロンが大きく売られ、米国市場との連動性を改めて実感させられる展開でした。
■ 来週の注目ポイント
最大の焦点は4月6日のトランプ大統領によるイランへの最終対応です。停戦が進めば市場にとって大きなプラス材料になりますが、交渉が決裂すれば原油高・インフレ懸念がさらに強まるリスクがあります。
また米国のインフレ率が高止まりする中でFRBの利下げ期待が後退しつつあり、特にハイテク・AI関連株の動きには引き続き注意が必要です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!週末はゆっくり休んで、来週の相場に備えましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。