ayumiです。
私が育った家では「感謝」という文字はほとんどなく
ありがとうという言葉も、両親からあまり聞いた記憶がありません。
たぶん、生活が大変で余裕がなかったのと
両親もその言葉があまりない家庭で育ったのだと思います。
「自分には感謝がない」
あまり意識をした事も無かったのですが
10年くらい前に、ある著名なスピ系の方のセッションを受けた時に
しきりに感謝しなさい、と言われたのです。
その頃の私はスピリチュアルに壮大なイメージを持っていて、つまりフワフワした感覚を求めていたのだと思います。
タイトルも「あなたのアカシックレコードを読む」でした。
アカシックレコードって？
なんだかすごい私の使命とか、魂の事とか分かるのかな？
という期待をしていた私に
その方は、日々の生活や行いなど超現実的な話しをされ
ある意味ガッカリしたのでした。
その時の会話は、録音が🆗だったので録音していたのですが、
ずっと聞き返す事もなく数年前にようやく聞いてみたら
今の私なら良くわかる内容で
すごい内容だったのだな、と気づいたのです。
「感謝とは何か」
「自信を持つにはどうすれば良いのか」
「すべては小さな行動から始まる事」
その時の私には理解できないレベルのお話で
（ある意味退屈な内容）
でも、その後にやってきた奈落の底のような時期に
無意識でその時の話しを道標にして乗り越えていたのだな
ということに気づいたのです。
夫との心の通い合いがなく、毎日毎日泥の中を這うような生活の時
四面楚歌
絶望感
上がる手段が見つからなかった時に
ふっと思ったことが
「感謝しよう」
だったのです。
それから毎日、愛犬の散歩の時に
自分の両親と夫の両親にむかって、感謝の言葉を呟くことを始めました。
「お父さん、育ててくれてありがとう」
「お母さん、産んでくれてありがとう」
「義父さん、守ってくれてありがとう」
「義母さん、助けてくれてありがとう」
決して本心からではなく
感情の入らない、ただの呪文のような言葉を毎日呟き続けました。
毎日絶望感の中、ひたすら呪文を繰り返していたある日
突然に、体の中から、心から、それまで感じたことのない感情が湧き上がってきました。
そして誰もいない夜の公園で、ワンコに抱きついて号泣したのです。
その時感じたのは、本当の「感謝の気持ち」
両親に対する感謝の気持ちが溢れてきて、号泣したのです。
なぜ、突然にそのような感情が湧いてきたのかは分かりません。
でも、その言葉を何百回、もしかしたら何千回言っていたことで
自分の体が反応したのかもしれません。
何故だか号泣し
その時初めて自分がいかに傲慢で、感謝のない人間であったかと気づいたのです。
そして、自分に酷いことをしていると感じていた夫にも
それまで家族のために彼なりに頑張っていたのだと
感謝の気持ちが湧いてきて涙が止まらなくなりました。
それまで辛い涙はありましたが、感謝の涙を流した事は一度もありませんでした。
そこからです。
私が間違いに気付いたのは。
自分の人生を自分で選択すること
人に期待するのはやめること
現実を変えようとするのではなく、受け入れ認めること。
その時、それしか方法がなかったから「感謝」を始めたのですが
心のどこかに、そのスピリチュアルセッションの時に聞いた言葉を思い出していたのかもしれません。
その後、いろんな方のセミナーやブログで
「感謝」の量が、その人の周波数の高さであると知りました
なので、今も私は感謝を呟きます。
心の底から感謝していなくても良いのです。
時々、本当の感謝に繋がります。
そして、やっているうちに
本当の感謝につながる回数が増えます。
今はその頃に比べると、異次元の世界にいる私ですが
本当の感謝を忘れる時もあります。
いつもいつも感謝できるわけではありません。
それでも、現実を良くする鍵は「感謝」だということを私は知っています。
私がよく読ませていただいているブロガーさんで
きな優子さんという方がいらっしゃいます。
彼女は、感謝は「質より量」っていつもおっしゃっていて
自分のレベルをあげるのは「感謝」
彼女のブログを見つけた2年あまり前に
自分がやってきたことの答え合わせをもらったように感じて、ものすごく感動しました。
最初から読まないとやや難解ですが、新しいスピリチュアルの世界です。
良かったら読んでみてくださいね。
