救世主を作って破壊するシステム | 前前前世日記

前前前世日記

ラストゲームは惚れた方が負け

もしかして古明地こいしは角谷杏が全てを押し付けて精神を壊すのに成功した世界の西住みほ(宮永咲)だったんじゃないかな?

勝っても時間を戻される

時間逆行の対策をした上で勝っても、勝ち組と負け組のお札を入れ替えるチートで負け扱いにされる

抗議しようとしても遺伝子操作によって、苦情を受け付けないようにされてる

そうなってくると、敵を全部倒せばいいという考え方をするようになる

でも誰が敵なのかは分からない

それを調べるために心を読む能力を使うと、周囲の人からは嫌われる

宮永照は「私には…妹はいません」とまで言っていた

心を読む能力は操作系能力者が無関係の人を操って攻撃してきた場合、精神力を激しく消耗する可能性が高い

周囲全てが敵に見える状況で頼れるのは、自分を敵視しない人たちだ

でも、永遠の盟約をサタンと契約してる者達は敵視するような思考をしないのに足を引っ張ってくるはずだ

味方である人たちが全てサタンのハーレムに組み込まれてしまったら、どうにもならない

宮永咲は福路美穂子を頼り、彼女の死後ずっと彼女の帰りを待ち続けた

その行動は悪待ちであり、基地航空隊の運命操作によって久役にされる条件を満たしてしまう

久役になった者はリンチされるようになる

リンチされて壊れた妹に対して、姉は罪悪感を持った

その後、姉は妹と同じ心を読む能力を持って、壊れた妹を守る道を選んだ

 

角谷杏が作った西住みほが一人だけだったはずがない

数百人、数千人と繰り返していけば、稀にサタン軍に対抗出来るような西住みほが作られる

その救世主のような西住みほは、サタン軍をより強化するために徹底的に試され壊される

全てがパターン化されて流れ作業的にサタン側が勝つので、サタンは何も考えなくていいわけだ

個人的に「絶対に勝てない戦いなら、目立たないように田舎で暮らせばいい」という考え方に達したのでずっと田舎で暮らしてた

田舎で大人しくしてたら、唯一神エンテイ(ナツキ・スバル)が暴れまくったので都会に行かざるを得なくなってアイドルやってたらテトに捕まった

クロノスに入ってからも、戦いたくないという強い気持ちを持って立ち回っていた

天の川にまで追いかけてきた軍時代の部下の娘達は戦う気満々で来てるからテンションが全然違ってた

その娘達に田舎で一緒に暮らそうなんて言えないから、田舎で暮らすための理由が必要だった

鹿目まどかがいなくなったので、聖属性を身につけようと思って、慈善活動には割りと積極的だった

慈善活動になって、田舎でも暮らせるという目的意識から、腐海の掃除という発想に至った

もともと金儲け自体は二の次くらいには思ってたのだが、それでは成功したいという意欲が高まってる娘達が納得しないから、「都市鉱山で一攫千金を狙うぞ」と目標を立てたわけだ

 

古明地こいしは誰よりも賢くて実力的にもずば抜けてたんだろう

彼女に足りなかったのは、天の川の内部にいるだけでは得られない情報の類だった

彼女はどう足掻いても最初から詰んでいた

西住しほの浮気はあまりに目立ちすぎていた

浮気チェック用の魔術を彼女にだけ設置したのは、それを使って別れを切り出そうとしたからだ

そんなことせずとも左遷させらて強制的に別れることになったわけだが、まさかそのことが絶体絶命の危機から逃れる妙手になるとは、当時は思ってもいなかった

完全にただのマグレであって、運が良かったとしか言いようが無い

ピンチの時に、幸運を引き出せたのは鹿目まどかを捜索するために除念をしないことを決意して、呪いを受けても耐え続けたからだ

この世界に来てからずっと土俵際で粘り続けて敗北を先延ばしするだけの状態だった

サタン側からすれば、歴史上の英雄ではない無名を倒してもそれほどおいしくない

無名相手には絶対に負けない位置に王を置いて、量産兵を使って戦力を削ってくるからほぼ勝てない

挑戦権を得るには有名人になることが必須だった

流れ作業的に攻撃してくるなら、有名でかつ弱い王が相手だと投入する戦力は少なくするはずである

そのために、輝夜が来るより前に強敵相手に魔力を使いすぎて強い能力が全然使えなくなったという伏線を撒いておいた

そして、公にカメラなどに撮影される可能性が高いような戦いは、重火器の使用をメインにして立ち回った

重火器のような魔力消費が無い弱い武器を好んで使用すれば、残ってる魔力が少ないような印象付けをすることも出来る