婚活の必勝法なんてものがあるとしたら「ひたすら妥協する」以外にないと思う。妥協しなくていい相手に相応しくなるよう自分磨きをするべき、という人もいるかも知れないけど、そんな事は当然行った上で最後は妥協するしかないんじゃないかな。でも、皆そんなこと分かった上で妥協できないんでしょうね。かく言う自分も人生の岐路という程の妥協はしなかったですしね。

 

人は妥協できないということを考えてたら、ある女性についての手記を思い出した。その女性は、見た目は可愛らしく性格は大人しいが気遣いをし過ぎる程する人だったらしい。そして職業が医者ということで、非常にスペックの高い人だったそうだ。

この女性は結婚願望が非常高く、穏やかな家庭で子育てすることを夢見ていたそうな。しかし、いつも男性に言い寄られるのに結婚相手に相応しい人が現れないまま三十路になろうとしていた。女性は焦りがあったのか婚活を始めるも、いい相手が見つからず1年で婚活を止めた。そして、三十路になったときに運命の男性と出会った。その男性は同じ職場の医者で、少し優柔不断だが優しく、オシャレな人だった。男は巧みに女性口説き落とし、女性は運命の出会いに夢中になった。

だが、男には大きな問題があった。男には婚約者がいたのだ。この話の結末は、男は婚約者ととっくの昔に籍を入れていた既婚者であり、この事実に絶望した女性が自ら命を絶つというものだ。その事が女性の母親によって綴られていた。

 

 

さて女性は何故命を絶ったのだろう?私は最初単純に、悪い男が原因、と思った。しかし、この手記を残した母親はもう少し深く考えていたようだ。「娘はずっと結婚に憧れていたのに、他は完璧なのに結婚できない男しか好きになれなかった。男を失ったとき、自分は一生結婚できない、一生子供を産むことができないと思って絶望したのだろう」とあった。また「誠実な男性も娘に求婚していたのに、何故その人を選ばなかったのか」ともあった。

 

これはまさに「結婚に妥協するくらいなら死んだ方がマシ」という事例だろう。もちろんそんな馬鹿なことは無いのだが、ではどう言う言葉をかければこの女性は結婚相手に妥協できたのか分からない。「妥協すれば結婚できる」なんて婚活してる人は誰でも分かってるでしょう。でも「どうすれば妥協できるのか」は誰も分からなくて、悩んでいる人も多いんじゃないでしょうかね。